第11回(助成期間2023年1月~)
◆SJF助成発表フォーラム第11回を2023年1月20日に開催しました。報告はこちらから。
◆特定非営利活動法人デートDV防止全国ネットワーク
「デートDV防止から始めるジェンダー平等な社会づくり」
(助成金額300万円、助成期間1年6か月間)

◇SJFアドボカシーカフェ:
『デートDV防止から始めるジェンダー平等な社会づくり~カップルの対話から考えるヘルシーリレーションシップ~』を2023年9月2日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告第1次はこちらから
◆一般社団法人ソウレッジ
「おひさまLINE」 (助成金額161.5万円、助成期間1年3か月間)

◇SJFアドボカシーカフェ:
『妊娠で羽を折られることのない社会に―妊娠にまつわる不安の解消に向けて―』を2023年7月31日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告第1次はこちらから
◆一般社団法人NewScene
「2023年統一地方選20代・30代女性立候補者等への質的・量的調査の実施および若年女性等の立候補環境を改善するアドボカシー活動」
(助成金額300万円、助成期間1年7か月間)

◇中間報告第1次はこちらから
◇SJFアドボカシーカフェ:
『私たちの人生に『政治家』になる選択肢を!―統一地方選2023・若年女性立候補者への調査結果から探る打開策―』を2023年11月13日に開催します。詳細・お申し込みはこちらから。
◆にじいろCANVAS
「にじいろみやぎ相談会・セーフスペースにじいろみやぎ開催、セクシュアリティと就労調査」 (助成金額260万円、助成期間2年間)

◇中間報告第1次はこちらから
◆一般社団法人パリテ・アカデミー
「ジェンダーギャップ解消の担い手となる女性政治リーダー養成事業」
(助成金額300万円、助成期間1年5か月間)

◇SJFアドボカシーカフェ:
『政治参画のジェンダー平等~最初の一歩を踏み出して~』を2023年5月20日に開催しました。詳細な報告ははこちらから。
◇中間報告第1次はこちらから
◆明日少女隊
「明日少女隊 個展」 (助成金額300万円、助成期間2年間)

◇中間報告第1次はこちらから
◇SJFアドボカシーカフェ:
『クリエイティブの現場を安心できる場に―弁護士と対話し考えるハラスメント問題―』を2023年12月15日に開催します。詳細・お申し込みはこちらから。
◆一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ
「ふぇみ・ゼミU30:フェミニズム視点を醸成する若年向けゼミナール及びワークショップ」 (助成金額300万円、助成期間2年間)

◇SJFアドボカシーカフェ:
『インターセクショナル・フェミニズム~ふぇみ・ゼミ&カフェの挑戦~』を2023年3月3日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告第1次はこちらから
◆DPI女性障害者ネットワーク
「障害のある女性の複合差別の実態を記録し、届けるプロジェクト」
(助成金額270万円、助成期間2年間)

◇SJFアドボカシーカフェ:
『障害女性が受けている複合差別解消へ向けて―「性と生殖に関する健康と権利」選択の尊重と必要な支援を―』を2023年6月9日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告第1次はこちらから
◆NPO法人レインボーコミュニティcoLLabo
「性的マイノリティ女性の地域と世代を超えたオンライン上のコミュニティ構築と実態調査」 (助成金額290万円、助成期間2年間)

◇中間報告第1次はこちらから
『―共に変えよう―これからのソーシャル・ジャスティス 連携ダイアローグ2022』を8月6日に開催しました。報告はこちらから。
SJF連携プロジェクト助成が22年1月から始動。
この助成決定概要・事業概要・報告はこちらから。
この助成は「Social Justice を求める市民活動・連携促進プロジェクト」の一環であり、このプロジェクトの総合報告書はこちらから。
第10回(助成期間2022年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第10回を2022年1月7日に開催しました。報告はこちらから。◆性売買経験当事者ネットワーク灯火
「性売買経験当事者ネットワークの立ち上げ」(助成金額100万円、助成期間2022年12月まで)
現在の日本では売買春が容認され、売春防止法では女性は主体的に性売買を持ち掛ける存在とみなされ、買う側の男性には勧誘罪の罰則が適用されないなど女性差別的な法律になっている。さらに、性売買に関わる女性の背景にはさまざまな困難があるが、公的支援からこぼれ落ちている現状があり、厚労省の「困難な問題を抱える女性に対する支援の在り方に関する検討会」でも売春防止法改正の必要性と、女性を包括的に支援する新法が必要であるとまとめられている。
◇中間報告はこちらから
◇アドボカシーカフェ:
『性売買の実態と女性の人権を考える―性売買を容認し、女性を性搾取に追い込む社会を変えるために―』を2022年12月9日に開催。報告はこちらから。
◇最終報告はこちらから
◆一般社団法人子どもの声からはじめよう
「児童相談所一時保護施設における訪問アドボカシー」(助成金額100万円、助成期間2023年12月まで)
困難を抱える家庭と子どもを支援するため、社会的養護の理念である「社会全体で子どもを育む」には、専門職による公的支援制度の充実とともに、市民の参画が欠かせない。
当事業では、市民や児童相談所の一時保護所を経験した若者など当事者がアドボケイトとなり、児相職員から独立した立場で、子どもの声を聴く。その声は本人やアドボケイトにより公的機関や保護者に伝え、対応を確認する。また、児相職員と研修や協議の場を設け協調的な関係を築く。
子どもの声を起点に子どもの意見形成・意見表明を支援する子どもアドボカシーの制度を構築し、子どもが自分の人生を主体的に歩める社会を目指す。

(写真= 市民アドボケイト養成講座[2019年開催]の様子)
◇アドボカシーカフェ:
『みんなで子どもを育む社会へ~心の声を聴く子どもアドボカシー~』を2022年9月3日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◆気候危機と水害:ダムで暮らしは守れるか?連続セミナー実行委員会
「川を住民の手にとりもどす~市民が考える気候危機下での「流域治水」~」(助成金額100万円、助成期間2022年12月まで)
熊本県球磨川の豪雨災害に対して、中止していたダム建設が復活し、その是非が問われている。川と私たちの暮らしをめぐる諸問題について、日本の河川政策の現状や、海外のダム問題や流域治水との比較、住民参加による伝統的知識を生かした河川政策の在り方について、住民が知り・学び・考える場をつくり、提言をまとめ、国や県との対話、議員への働きかけを実施する。
球磨川での市民による流域治水提言作りをモデルケースとして、他の地域における流域治水の参考となるよう提示し、気候危機を踏まえた住民参加型の流域治水の必要性について広く社会で認識を共有する。

(写真=熊本県・球磨川の豪雨災害 現地調査の様子)
◇アドボカシーカフェ:
『気候危機の今、川とともに生きる~球磨川水害から考える住民参加型の流域づくり~』を2022年7月16日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
*『―共に生きる―ソーシャル・ジャスティス 連携フォーラム2021』を8月20日に開催しました。報告はこちらから。
第9回(助成期間2021年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第9回を2021年1月22日に開催しました。報告はこちらから。◆NPO法人Accept International
「取り残された非行少年へのケア拡大 -社会全体での包括的支援の実現と保護司制度の改革-」
(助成金額100万円、助成期間2021年12月まで)
そこでまずは更生支援の民間ボランティアで大きな役割を果たしている保護司の更生支援活動を一部オンライン化し、保護司経験者だけでなく今まで関心のなかった方への参加の促進や活動紹介イベントを通じて社会の認知を広める。また、一過性の活動で終わらないように上記活動を元に政策提言書の作成及び専門家との意見交換会や、社会の認知度を広めるための広報活動を通じて社会全体での包摂的な支援の必要性を共有していく。

(写真=一人一人との対話を大切にしています)
◇アドボカシーカフェ:
『非行少年と保護司~やり直しを支援できる社会へ~』を
2021年4月17日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人FoE Japan
「国内最大規模のリニア開発 ~国民的議論による見直しを~」
(助成金額100万円、助成期間2021年12月まで)

(写真= リニア問題に関するセミナーの様子)
◇アドボカシーカフェ:
『地域から問う持続可能な社会経済のあり方~リニア新幹線の開発事業をめぐって~』を
2021年6月19日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆ジュマ・ネット
「インド、アッサム州における国籍を奪われた人々の生活と法的支援事業」
(助成金額100万円、助成期間2021年12月まで)

(写真=アッサム州の現地で、女性グループとミーティングをする様子)
◇アドボカシーカフェ:
『あなたがある日突然、外国人だと言われたら―インド・アッサム州における市民権問題―』を
2021年5月15日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人ASTA
「地方におけるダイバーシティ実現に向けた能動的市民の育成」
(助成金額50万円、助成期間2021年12月まで)

◇中間報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
第8回(助成期間2020年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第8回を2020年1月10日に開催。報告はこちらから。◆NPO法人ASTA
「性の多様性を認め合う社会の実現に向けた地域ネットワーク構築事業」
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
①「中部地域ダイバーシティ・ネットワーク構築」事業
中部地域において、性的マイノリティの人権保障に向けた支援の在り方や具体的実践、制度改革に向けて連携できる市民ネットワークを構築する事業である。比較的小規模な勉強会から始めて徐々にネットワークを拡大し、最終的にはコンソーシアムを設立して提言書をまとめ、自治体等に申し入れを行う。その際に重視するのは、当法人のメンバーを中心とする当事者が参加し、非当事者とともに議論することである。
②「LGBT出張授業」事業
アドボカシー活動への従事者を育成し、ネットワークへの参加者を増やすための事業である。具体的には、基礎知識講座の後で、当事者やその親などをファシリテーター(ボランティア・スタッフ)として少人数のグループワークを行う。これまでも実施してきた取り組みであるが、さらに回数の増加を図るとともに、費用面で見送らざるを得なかった愛知・岐阜以外の県で授業を行う。特に北陸地方には当法人のような団体がないためニーズが高く、これらの地域の関係者にもネットワークへの参加を促していきたい。

◇アドボカシーカフェ:
『“LGBT”をきっかけに~人権・多様性について“自分ごと”で考える対話~』を
2020年9月5日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人OurPlanet-TV
「可視化プロジェクト~甲状腺がんになった私たちの声を聞いてください~」
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
1)原発事故から現在までの体験の記憶を喚起して、初期被ばくの状況を映像証言として詳細に残す。
2)患者と家族が、ライフストーリーを口にすることで、低下している自尊心を高め、エンパワメントに繋げる。
3)患者の声を可視化し、低下している社会的関心を喚起する。

福島の子どもを取材している様子
◇アドボカシーカフェ:
『忘れられた小児甲状腺がん患者たち
~声を上げられない当事者にどう寄り添い、可視化するのか~』を
2020年10月3日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇中間3次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人ピッコラーレ
「若年妊婦のアドボカシー促進のための白書作成事業」
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
2019年9月までに受けた相談延べ件数は1万3千件以上、相談者数はおよそ2,700人にのぼり、現在も増加傾向である。相談窓口に寄せられる「妊娠したかもしれない」、「妊娠しているがどうしたらよいかわからない」といった「妊娠葛藤」を抱える相談者の3分の1は10代〜20代前半の若年者である。そのほとんどが誰にも相談せず孤立し、一人で葛藤を抱え込んでいる。なぜ、孤立しなければならなかったのか。この白書では、当法人が聞き取った若年者たちの声から、若年妊娠にまつわる課題を整理し、社会全体への啓発につなげていく。
妊娠支援の仕組みは、妊娠して出産することが前提となっているが、その前の時点、妊娠してしまったかもしれない、妊娠したがどうしたらよいか、という時点からの支援への取り組みが少ないため、より早い段階からの支援の充実につなげたい。また、妊娠葛藤を生む複雑な背景への支援の根拠法は、売春防止法、母子保健法、児童福祉法などいくつかあるが、妊娠葛藤を包括的に支援するための法整備のために、政策提言なども行なっていきたい。

グループワーク(研修)の一コマ
◇アドボカシーカフェ:
『若者の妊娠葛藤の背景にある社会課題~相談支援から見えてきたこと、市民のみなさんとできること~』を
2020年8月3日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム実行委員会
「ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム」
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
4泊5日で「第5回ジャーナリストを目指す日韓学生フォーラム@九州」を1月29日から2月2日に開催。テーマは「反骨のジャーナリストの足跡をたどる」(仮称)。炭鉱労働者として働き、炭鉱労働者たちの生活を描いた記録文学などを発表した上野英信(1923~1987年)、筑豊に拠点を置き朝鮮人強制連行問題などをテーマにした記録作家の林えいだい(1933~2017年)、水俣病を書き続けた作家の石牟礼道子(1927~2018年)らの活動の軌跡を現地で学び、民衆史の重要さを胸に刻む。
また夏ごろに第6回を韓国で開催することを検討中。これもまた、歴史の現場を訪ね、ジャーナリスト精神を学ぶ旅になる。
フォーラムでの経験を踏まえて、参加した学生と実行委員が共同で報告記事・報告集・記録ドキュメンタリーを作成し、上映会や報告集会等の形で広く社会に発信する。
◇アドボカシーカフェ:
『“他者への想像力”を
~日韓の歴史認識をめぐる問題にジャーナリストと共に目を向けて~』を
2020年10月31日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人メコン・ウォッチ
「日本の開発援助による被害防止のために~JICA・JBICのガイドライン改定と適切な運用へ向けて~」
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
その実現のため、日本の開発援助を主に担っている国際協力機構(JICA)および国際協力銀行(JBIC)がそれぞれ持つ「環境社会配慮ガイドライン」の、1)適切な運用を促進し、2)2020年度前後に行われるガイドライン改訂にあたり、その基準を強化する。
ガイドラインの遵守と向上は、ガイドラインが対象とする援助機関だけに任せていては実現しない。モニタリング→問題指摘→適切な運用→基準強化→モニタリングというサイクルにおいて、市民社会がどれだけ関与し、現地政府以外からの情報をインプットできるかが鍵となる。また、経済的利益優先のなかガイドラインが運用の段階でなし崩しとならないよう、違反があった場合、現地住民からの異議申し立てを有効にしていく方法を現地と協議していく。

首相府前で抗議するタイの住民[タイでは2000年代始めに政府開発事業に異議を唱える住民が大規模な運動を展開した。一部は、ODAにより行われた事業だった]
◇アドボカシーカフェ:
『海外開発ビジネスと人権・地球温暖化~環境社会配慮ガイドラインと市民活動のこれから~』を
2020年6月2日にオンラインで開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆NPO法人監獄人権センター
「重い罪を犯した人の社会復帰と刑罰のあり方~無期刑・終身刑に関する政策提言~」
※公益財団法人庭野平和財団との協力による助成
(助成金額100万円、助成期間2020年12月まで)
犯罪者を「更生の可能性がない人間」と見なし、社会との繋がりを生涯絶つというこの刑罰の実態を調査・研究したうえで、運用のあり方に疑問を呈し、国連の国際基準の改訂にもNGOの立場から関わるピナル・リフォーム・インターナショナル(PRI)のメンバーを講師に招いたシンポジウムの開催、アメリカの刑務所の更生プログラムによる終身刑受刑者の立ち直りを描いたドキュメンタリー映画『ライファーズ』の上映・講演と参加者との対話、重い罪を犯した人の社会復帰について問題提起するキャンペーン、法務省・国会への政策提言等を通じ、無期刑・終身刑の望ましいあり方について提案する。
厳罰化を求める世論の高まりが顕著な日本において、統計等の根拠に基づいた正しい情報を市民に提供したうえで、重い罪を犯した人の社会復帰と刑罰のあり方を議論し検討する。土台として、無期刑受刑者からの手紙相談の内容を集約・分析し、実態把握と問題の要因究明につとめていく。誰もが排除されない、生きる希望のある社会づくりに貢献する。

受刑者の医療問題セミナー開催 2019年11月
◇アドボカシーカフェ:
『生きる―重い罪を犯した人の社会復帰と刑罰のあり方―』を
21年3月2日に開催しました。報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇中間2次報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
◆アプロ・未来を創造する在日コリアン女性ネットワーク
「在日コリアン女性に関する複合差別実態調査―第3回在日コリアン女性実態調査―」
(助成金額100万円、助成期間2021年12月まで)
その成果は大きいが、課題もいくつか見つかったため、内容も抜本的に補足・改善して、政府と日本社会、さらに政府と国連人権機関に対してより一層説得力のある情報を提供すべく「第3回在日コリアン女性実態調査」を行い、在日コリアン女性の存在を可視化し、複合差別の解消に向けた政策提言に活用し、人権と尊厳が保障される社会の実現をはかる。第3回在日コリアン女性実態調査では、特に、在日コリアン高齢女性の健康や生活など、在日コリアン高齢女性の実態および、戦後、就労や結婚、留学などの目的で渡日し、居住するようになった在日コリアン女性の実態についても明らかにする。

第2回実態調査の報告会 李月順リ・ウォルスン代表の挨拶 2018年3月 大阪にて
◇アドボカシーカフェ:
『ジェンダーと民族が複合する差別―在日コリアン女性自身による実態調査―』を
21年7月27日に開催しました。詳細な報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◇最終報告はこちらから
第7回(助成期間2019年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第7回を2019年1月16日に開催。報告はこちらから。【助成テーマ】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」を対象とするアドボカシー活動
◆NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク
「移住者による移民政策―市民立法としての移民基本法の制定を目指して」
(助成金額100万円、助成期間2019年12月まで)
※公益財団法人庭野平和財団との協力による助成

(写真=移住者デーのイベント 2018年12月)
◇アドボカシーカフェ:
『当事者の声を「移民基本法」へ ~移民一人ひとりと共に生きる社会へ~』を
2019年6月18日に開催しました。
報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから
◆最終報告はこちらから
◆NPO法人国際子ども権利センター
「子ども自身によるアドボカシー促進のための子どもの権利普及事業 〜マイノリティの子どもに焦点をあてて~」
(助成金額100万円、助成期間2019年12月まで)
子どもの権利条約に日本が批准して25年。ありのままに生きる権利は同条約の最大の原則だが、権利を理解しない大人は多く、自分を隠さざるを得ない子どもがいる。子どもが安心して思いを発せる居場所の運営団体と連携し、子どもが自分の権利を知り、エンパワーされた子どもが参加できる社会をつくっていく。特に子どもの権利を侵害されているマイノリティの子どもも公正に権利が保障されること、不当な扱いを受けたときには意見を表明してもいいことを、子ども自身と教育関係者が理解できるようにする。出版する『子どもたちが自分たちの権利を守る30の方法』を教員が活用できるセミナー等を行い、本書を使った子ども向けワークショップを通じて、子どもが自分の権利を使っていけるような学習機会をつくる。子どもたちの意見等をまとめた文書を作り、教育関係者への政策提言につなげていきたい。
(写真=シーライツ設立25周年記念イベントにて、「子どもに対する暴力をなくすために」をテーマに子どもたちがスピーチ、東京シューレの打楽器隊のメンバーが演奏)
◇アドボカシーカフェ:
『知ってほしい 一人ひとりの子どもの声~マイノリティの子どもたちのリアル~』を
2019年12月14日に開催しました。
報告はこちらから。
◆最終報告はこちらから
第6回(助成期間2018年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第6回を2018年1月9日に開催。報告はこちらから。【助成テーマ1】「いのちの無差別性に関する取り組み~あらゆるいのちが尊ばれる社会をめざして」に関するアドボカシー活動
※公益財団法人庭野平和財団との協力による助成
◆NPO法人しあわせなみだ
「『障がい児者への性暴力』に関するアドボカシー事業」
(助成金額100万円、助成期間18年12月まで)
刑法が2017年7月に改正されました。しかし今回の改正では、救われない障がい児の被害者がいます。障がい児者への性暴力が潜在化しています。13歳以上の被害者については裁判で暴行脅迫を立証する必要があり、独特の表現方法を持つ障がい児者にとって、事件化は現実的ではありません。また18歳未満の障がい児への性暴力を対象とした「児童虐待防止法」や、18歳以上の障がい者を対象とした「障害者虐待防止法」においても、性的虐待の通報件数は限られています。さらに、障がい児者を対象とした、性暴力に関する公的な調査は、実施されていません。
そこで、性暴力を経験している障がい児者の存在を明らかにする調査を実施し、障がい児者自身の声を政治の場に届ける、アドボカシーの機会を創ります。さらに、2020年に見直しが検討される刑法の性犯罪の「被害者」の概念に、「障がい児者」を盛り込むよう働きかけていきます。その土台として、市民に障がい児者や性暴力被害者への理解が広まるようなイベントを開催します。これらは、障がい児者が、自身のストーリーを語る力を得ることにもつながります。
刑法改正を実現するためのキャンペーン「Believe わたしは知っている」に集ったひとたち ©しあわせなみだ
◇中間報告はこちらから
◆最終報告はこちらから
◇アドボカシーカフェ『孤立が生む被害~障がい自者への性暴力を生まない社会へ~』(2018年10月11日)の報告はこちらから。
【助成テーマ2】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」を対象とするアドボカシー活動
◆モザンビーク開発を考える市民の会
「援助・投資によるインジャスティス(不正義/不公正)を乗り越える ~3カ国市民社会連携を通じたアドボカシー活動~」
(助成金額100万円、助成期間18年12月まで)
アフリカのモザンビークで、2009年より日本とブラジルの官民がナカラ回廊開発を進めてきました。しかし、この開発による土地の収奪などが起き、住民の8割以上を占める小規模農民(小農)の暮らしが、犠牲になっています。そこで、現状を変えようと小農運動が立ち上がりましたが、この間モザンビーク政府のガバナンスが悪化しており、弾圧されています。また、小農らは、日本の国際協力機構(JICA)に「公開書簡」を送ったり、異議申立をしていますが、日本は資源利権を重視し有効な手を打っていません。これを受けて、日本のNGOとして、小農の命と権利を守り、その声を政策決定者に届け、小農の人権を省みない政策の転換に取り組みます。この活動は、日本だけでなく、ブラジル・モザンビーク3カ国の市民社会や世界の人々とともに行います。
具体的には、 小農の異議申立プロセスへの支援や、運動のキャパシティ向上支援とともに、この開発計画による環境社会への影響の調査を共同で行います。そして、調査結果にもとづき、政策転換のための対話を外務省・財務省・JICA・JBICや進出企業と行います。また、「国益重視」を掲げる外務省の「開発協力大綱」に問題提起し、JICAの「環境社会配慮ガイドライン」を改正する議論に小農が寄与できるよう尽力します。
以上を踏まえ、2018年11月(予定)には、3カ国市民社会会議を東京で開きます。日本の海外開発が地域の住民に何をもたらし、どう受け止められているのか、また「民主的な意思決定」に向けてどのような努力や実績があるのかについて、日本社会の広い層の方々に知ってもらいたいと思います。例えば、国連の「小農の権利宣言」や「投資と人権指導原則」の議論には、世界各地の小農運動も加わっていますが、日本ではほとんど知られていません。本事業が、日本の皆さんの意識や理解の深化に役立ち、今後の日本の海外への関与(投資・援助)を改善することに繋がるよう力を尽くします。また、日本国内の社会的課題やそれへのアプローチを別の角度から考えるきっかけが提供できればと思います。

日本とモザンビークの小規模農家が経験交流(兵庫県篠山市) ©モザンビーク開発を考える市民の会
◇中間報告はこちらから
◇アドボカシーカフェ
『食と農のグローバリゼーション アフリカ・日本の農業と開発援助から考える
~モザンビーク・ブラジル・日本3カ国民衆会議プレイベント~』を2018年11月2日に開催しました。
報告はこちらから。
◆最終報告はこちらから。
第5回(助成期間2017年1月~)
*SJF助成発表フォーラム第5回を2017年1月13日に開催。報告はこちらから。【助成テーマ1】「子ども・若者の未来に関する取り組み」に関するアドボカシー活動
◆公益社団法人 子ども情報研究センター
「障害児施設 市民訪問アドボカシー事業――障害のある子どもたちの尊厳を守るために」(助成金額100万円、助成期間18年12月まで)
――施設で生活する障害児は、親による支援を受ける事も難しく、最も弱い立場に置かれている子どもたちだ。しかし施設は閉鎖的になりがちで虐待の被害を受ける子どもも多いが、ありのままの姿や声は社会になかなか届かなかった。これは市民が偏見を持つ原因にもなっている。
本事業は、障害のある子どもたちが生活する施設を訪問し、声を聴き、代弁や権利擁護を行う市民訪問アドボカシーを行う。イギリスの独立子どもアドボカシーの手法から学び、傾聴し、言葉を話さない障害児については非指示的アドボカシーの技法を活用する。これをもとに市民による施設訪問アドボカシーのモデルを創り、報告書にまとめ、国・自治体に政策提言を行い、市民子どもアドボカシーの制度化を目指す。
障害児とその家族を勇気づけるとともに、障害児と市民をつなぎ、障害を持つ子どもたちが安心して過ごせる社会をつくっていく。

地域子ども家庭アドボケイト養成講座 ©子ども情報研究センター
◇アドボカシーカフェ『障害のある子どもの意見表明を支える―施設に外からの風を―』を2018年5月15日に開催。
報告はこちらから。
◇中間報告はこちらから。
◆最終報告はこちらから。
◆NPO法人 わかもののまち静岡
「市民としての若者の影響力を高める『日本版ローカルユースカウンシル』の開発と普及」(助成金額100万円、助成期間18年12月まで)
――子ども・若者を「未熟な市民」から「若い市民」へと変えていく。大人と対等な権利を持つ市民としての若者世代の声を地域や社会で生かすチャンネルづくりを国内に広げる。
若者が地域に根差した課題を自分事として向き合うなかで、成功体験を積み重ねていき、エンパワメントする。若者の内発的動機を形にしながら、若者の手で地域をつくり、地域に若者の声をとどけていく。運営も若者自身で行っており、すべての若者の声を集めることを重視している。
若者の地域社会参加を促すローカルユースカウンシルを、欧州の実践に着想を得て、日本版を開発、普及を進める。地元静岡の自治体で試行した後、連携地域での実践、振り返りを行い、ローカルユースカウンシルの理念や手法を国内に波及させる。

活動の様子 ©わかもののまち静岡。
◇アドボカシーカフェ『若者の政治参画―マイノリティの声も社会へ―』を2018年4月6日に開催。報告はこちらから。
◇ 中間報告はこちらから
◆ 最終報告はこちらから
【助成テーマ3】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」に関するアドボカシー活動
◆NPO法人 メコン・ウォッチ
「日本の公的資金が格差社会を生まないために ミャンマーで日本が関与する大規模開発事業に関するアドボカシー活動」(助成金額100万円、助成期間17年12月まで)
――ミャンマーでは民政への移管後、海外からの援助や投資による開発事業が急速に進むなかで、住民の移転による貧困化や、住民参加が不十分な開発事業が行なわれている。日本はミャンマーにとって影響力のある支援国で、その援助や投資は今後のミャンマー開発に大きな影響を持っている。同国で実施される開発事業が日本企業の利益優先ではなく、住民の声を反映しながら進められることを目指す。
ミャンマーのティラワとダウェイ経済特別区で、現地住民の生活状況や事業参画への意思や懸念を調査するともに、現地の専門家等からも聴き取りをし、政策提言のための情報収集を行う。また現地NGOと連携して、住民の声を開発実施者に届ける支援をする。それらをもとに、JICAやJBICが人権や環境に配慮するガイドラインを守り、日本企業も人権と環境に配慮したビジネスを行うよう働きかけるとともに、国会議員など政策決定に影響力のある人たちへの提言を行う。日本で市民向けのセミナーも開催し、日本の海外開発のあり方について考えるきっかけを提供する。
◇ アドボカシーカフェ『経済開発と格差――日本のミャンマー支援と現地の人々』を2017年9月21日に開催。報告はこちらから。
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◇ 最終報告はこちらから。

ダウェイの道路起点。周辺は工業団地、深海港の予定地 ©メコン・ウォッチ
※助成テーマ2「原発事故による社会課題解決への取り組み」に関するアドボカシー活動 は、助成公募における審査の結果、該当無しとなりました。
第4回(助成期間16年1月~)
*ソーシャルジャスティス・ダイアローグ2016の報告はこちらから。*SJF助成発表フォーラム第4回を2016年1月18日に開催。報告はこちらから。
【助成テーマ1】「子ども・若者の未来に関する取り組み」に関するアドボカシー活動
※テーマ1には株式会社日本財託様の指定寄付をいただきました。
◆NPO法人 僕らの一歩が日本を変える。
「若者と政治に新しい出会いを届ける『票育』授業プログラム」(助成金額100万円、助成期間17年1月まで)
――18歳選挙権を社会にとって意義のあるものにするには、公教育における新しい政治教育の仕組みが必要だ。多くの当事者世代が、自分で考え社会に対して選択肢を生み出してゆくために。中高生が自ら地域社会の課題に気づきアクションに移すプロセスを重視したアイディア満載の授業プログラムを全国で実施する。
◇ アドボカシーカフェ『「票育」―若者と政治が出会う新しい授業の作り方―』を’16年4月13日に開催。報告はこちらから。
◇ 中間報告はこちらから。

「票育」の様子 ©僕らの一歩が日本を変える。
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【助成テーマ2】「原発事故による社会課題解決への取り組み」に関するアドボカシー活動
◆認定NPO法人 OurPlanet-TV
「Support and Survey on Young Generations/SOYプロジェクト~保健室および地域の健診データ記録・蓄積化~」(助成金額100万円、助成期間17年3月まで)
――放射線被曝による子どもの体調悪化を早期に把握し、健康管理を記録する仕組みの土台づくり。散在する検診の先進事例を集約し研究、養護教員たちと子どもの健康モニタリング指針を共有する。
◇ アドボカシーカフェ『3.11後の子どもと健康―学校と保健室は何ができるか』を’16年11月19日に開催。報告はこちらから。
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SOYプロジェクトメンバー(養護実践研究センター・「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク・OurPlanet-TV)、宮城県の小学校保健室を訪問 ©OurPlanet-TV
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【助成テーマ3】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」に関するアドボカシー活動
◆NPO法人 WorldOpenHeart
「加害者家族の現状と支援を考えるシンポジウムの開催」(助成金額100万円、助成期間16年12月まで)
――加害者家族とレッテルを張られた子どもたちが、自ら罪をおかしたわけではないのに、教育の場からも排除され、進学・就職・結婚差別に悩まされているが、声を上げることも難しい。加害者家族について、多くの市民が情報を共有し、社会的排除から包摂へと認識が変わることを目指す。
◇ アドボカシーカフェ『加害者と被害者―家族支援について考える―』を’16年5月23日に開催。報告はこちらから。
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「加害者家族の子どもたちの支援」 仙台でシンポジウム ©WorldOpenHeart
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第3回(2014年度公募・助成期間15年1月~15年12月)
*ソーシャルジャスティス・ダイアログ2015(SJFフォーラム)を2015年9月11日に開催。報告はこちらから。【助成テーマ1】「子ども・若者の未来に関する取り組み」
※テーマ1には株式会社日本財託様の指定寄付をいただきました。
◆移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連) 【助成金額 80万円】
『大学・高校進学における外国人特別枠の設置・拡充にむけたアドボカシー』
――日本人と外国人の進学格差を是正することを目的とする即効性が期待できる対策です。経済的不安定を背景とする進学格差を是正することは、子ども世代の貧困の再生産という貧困の連鎖を断ち切ると同時に多文化社会形成にもつながります。
◇ 中間報告はこちらをご覧ください。
◇ アドボカシーカフェ『教育の機会保障と多文化共生社会―貧困の連鎖を断ちグローバル人材養成につながる改革とは』を’15年7月6日に開催。報告はこちらから。
◇ 最終報告はこちらからご覧ください。

全国フォーラム分科会で子どもの進学問題を議論 ©移住連
◆人身取引被害者サポートセンター ライトハウス 【助成金額 80万円】
『児童・青少年向け人身取引被害者のための専用サイト/アプリ開発プロジェクト』
――日本で唯一の人身取引被害者専門のホットライン事業を有する団体です。事業の背景として、近年子どもの性的搾取被害が増加していますが、取り締まる国内法は未整備であり、人身取引に対する取り組みは社会的・法的・文化的に先進諸国に比べて著しく遅れている点があります。被害の早期発見・被害者の早期救済のため、訴求力のあるコンテンツと広報機能を強化し、ホットライン事業がこれを支援します。
◇ 中間報告はこちらをご覧ください。
◇ アドボカシーカフェ『売買される日本の子どもたち―背景にひそむ人権意識とは』を’15年9月24日に開催。報告はこちらから。
◇ 最終報告はこちらからご覧ください。

相談アプリを高校生が試験運用 ©ライトハウス
【助成テーマ2】「原発事故による被害者支援」
◆市民科学者国際会議 【助成金額 80万円】
『放射線防護について情報・知見・取り組みを、市民と科学者が共有し、共に次の一歩を模索していくための第5回市民科学者国際会議の開催』
――低線量被ばくによる健康影響を示す新たな研究が多数発表されていますが、社会的に知られておらず、立場の違いから政府機関に正式には取り上げられることもありません。本国際会議は、正答のない現状で、政府や企業から独立した科学的知見と市民の視点に基づいて放射線の健康影響を再評価し、総合的な意思決定に寄与することを目的とし、被害者保護と放射線防護対策のプロセスを確立します。
◇ アドボカシーカフェ『原発事故後の言葉と民主主義―リテラシー・ワークショップVol.3』を’15年6月12日に開催。報告はこちらから。
◇ 中間報告はこちらからご覧ください。
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第5回市民科学者国際会議での円卓会議(2015年9月22日) ©市民科学者国際会議
【助成テーマ3】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」
◆ 生活保護問題対策全国会議 【助成金額 60万円】
『生活保護基準の引下げを阻止するとともに生活保護の捕捉率100%を目指す事業』
――生活保護利用者は、高齢・障害・傷病・母子など社会的・経済的に弱い立場におかれ孤立しがちですが、昨今のバッシングの影響で偏見が強まり、さらに声をあげづらい立場となっています。当事者ともに生活保護制度の削減に抵抗し、また、当事者の声を社会に届ける活動をし、正確なデータに基づく正しい理解を市民の間に広めることは、人権保障の重要な活動であるとともに、低所得者救済策と連動して国民経済全体の底上げにつながります。
◇ アドボカシーカフェ『生活保護―バッシングに抗して活用策を考える』を’15年5月13日に開催。報告はこちらから。
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(25条大集会)「人間らしく生きたい。10.28生活保護アクションin日比谷」 ©生活保護問題対策全国会議

第2回(2013年度)
【助成テーマ1】「子ども・若者の貧困問題」 ※テーマ1は株式会社日本財託様の指定寄付による助成です。◆「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク 【助成金額 99万3千円】
「生かそう!“子どもの貧困対策法”」市民のちから事業;
社会的に不利な立場に置かれている子ども・若者への支援を充実させ、日本の貧困問題を解決できるよう、2013年6月に成立した「子どもの貧困対策推進法」に関し、今後策定される大綱に実効性を持たせることを目指します。各分野の当事者や支援者からの声をとりまとめ試案・要望書を政府に提出することや、地方自治体と子どもの貧困問題の実態や解決に向けた実践例を共有し、地域の実情に即した地方自治体における計画策定と施策の実施を促進することを計画しています。市民からの提言をまとめる場として継続的に対話の機会をもち、「実効性のある大綱→施策の策定→見直し」というサイクルの仕組みの構築を進めます。
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◇ アドボカシーカフェ『子どもの貧困―保育と当事者の視点から』を’14年6月15日に開催。 報告はこちらから。
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市民の集い:「生かそう!子どもの貧困対策法」(2013年10月) ©「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク
【助成テーマ2】「原発事故による被害者支援」
◆ NPO法人 OurPlanetTV 【助成金額 100万円】
映像ドキュメント「27年目のウクライナ」プロジェクト;
チェルノブイリ原発事故から27年目のウクライナを取材し、低線量被爆による長期的な健康被害を直視するドキュメンタリーを制作します。低線量汚染地域の学校生活において、子どもたちが非癌系の健康被害により授業時間を短縮せざるをえない状況や、体力・学力の実態、保養システムに焦点を当てるとともに、健康診断と治療の仕組みを調査します。制作したドキュメンタリー映像をツールとして、低線量被爆に関するバイアスのない認識を促進するとともに、政府・自治体・医師・法律家・市民団体等の間で、社会対話の糸口をつくります。これらを通じて、福島原発事故以降、日本政府が続けてきた「避難政策」「生活支援策」「健康調査政策」などの抜本的転換を目指します。
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◇ アドボカシーカフェ『27年目のチェルノブイリから考える、 日本の子どものいまと未来』を’14年4月9日に開催。 報告はこちらから。
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ウクライナの学校を取材(2013年11月) ©OurPlanet-TV
【助成テーマ3-1】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」
◆ 公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本 【助成金額 50万円】
名張毒ぶどう酒事件・奥西勝死刑囚と袴田事件・袴田巌死刑囚の再審開始を通した死刑廃止の世論喚起事業;
両死刑囚が受けた密室での取り調べや、偽装が疑われる鑑定の問題点を周知させ、日本の刑事司法制度の見直しの大きなきっかけをつくるため、一刻も早い再審開始と釈放を勝ち取る緊急再審請求キャンペーンを行います。最新のDNA鑑定で疑われている冤罪の可能性があるにも関わらず自白を偏重し続ける両事件の裁判を課題として、冤罪を晴らすという正義を貫く可能性を閉ざす死刑制度の是非を議論する場を醸成していきます。署名集めや、両事件を題材にした映画「約束」・「BOX袴田事件命とは」の活用を実施します。
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◇ アドボカシーカフェ『裁判員制度がなげかける死刑の情報開示』を’14年3月27日に開催。 報告はこちらから。
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袴田巌さん支援集会後、静岡地検に約4万人の署名を提出 ©アムネスティ
【助成テーマ3-2】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」
◆ NPO法人「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 【助成金額 50万円】
原発輸出による社会的不公正・途上国市民の被害回避を実現する政策・体制構築のためのアドボカシー活動 ;
「原発の立地地域は貧困地域が多い」「事故が起きた場合、立地地域に甚大な被害を押しつけることになる」「廃棄の目途すら立っていない放射性廃棄物や核拡散による核戦争の脅威を将来世代に付与する」といった問題がある一方で、国内産業界は多大な利益を得るという社会的不公正を拡大させる原発輸出を、福島で事故を起こした日本が行うことのないよう政府の動きを正していきます。立地先の安全性を十分に確保するための厳格な審査基準や体制の構築、関連政策の透明性ある実施にむけた市民参加の確保を促進します。
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◇ アドボカシーカフェ『トルコへの原発輸出から、日本の原発政策を考える』を’14年4月18日に開催。報告はこちらから。
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トルコ・イスタンブールの日本領事館前にて、日本での活動と連動した抗議行動 ©JACSES

第1回(2012年度)
※2012年度の「原発事故による社会的弱者の支援」へのアドボカシー活動 は該当なしとなりました。【助成テーマ】「見逃されがちだが、大切な問題に対する取り組み」へのアドボカシー活動
◆NPO法人レインボープライド愛媛 【助成金額 96万円】
「地方都市・松山における性的マイノリティの理解を目指す社会対話の挑戦」
同性愛や性同一性障がいなど、さまざまなセクシュアルマイノリティ*が自分らしく活き活きと生活できる社会を目指して四国・松山で活動中。当事者に対する偏見が根強いなか「多様性を認めあう誰もが生きやすい社会」実現のため、社会や行政・教育機関などへと働きかけを行っています。
*LGBT(ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字)と表現する場合もあります。
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◇ アドボカシーカフェ『セクシャル・マイノリティのことを知り、誰もが生きやすい社会を目指して』を’13年3月23日に開催。 報告はこちらから。

活動の様子 ©レインボープライド愛媛
◆ NPO法人 監獄人権センター 【助成金額 23.8万円】
「刑務所出所者の社会復帰を促進するための包括的な政策提言基盤整備」
受刑経験者が社会復帰しやすい環境を実現するため、福祉団体、更生保護団体、ホームレス支援団体、生活保護申請支援団体等の市民団体の経験を共有する意見交換と、その政策提言基盤整備事業を行う。
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◇ アドボカシーカフェ『受刑者の社会復帰支援の課題をさぐる』を’13年2月1日に開催。 報告はこちらから。

更生保護の専門団体、社会福祉士によるNPOなどと連携したシンポジウム(2013年6月) ©監獄人権センター
◆ 多様な学び保障法を実現する会 【助成金額 50万円】
「子どもの多様な学びを実現するための立法をめざす活動」
ネットワーク型の団体で、フリースクールやシュタイナー教育、デモクラティックスクール、外国人学校、インターナショナルスクール、ホームエデュケーション等、既存の学校に通う以外の、多様な子どもの学びの在り方、育ち方を公的に認め、支援を求めるための活動を行っている。法制化を明確にめざすために、対話の機会を学習会・講演会・フォーラム等で設け、立法に必要な議員や行政への働きかけを行う。これらの普及・啓発のツールとしてパンフレットを作成する。
最終報告はこちら(2014年3月31日助成期間終了)
中間報告Ver.2(Oct.2013)はこちら
中間報告Ver.1はこちら
◇ アドボカシーカフェ『子どもの学習権を保障する「多様な学び保障法」実現のために』を’13年2月28日に開催。報告はこちらから。

話し合いを重ねて重ねて… ©多様な学び保障法を実現する会
