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レインボープライド愛媛_写真600
SJFの助成を活用した冊子 “ホヤケン!”

団体名(所在地) : レインボープライド愛媛(愛媛県松山市)

団体概要
同性愛、性別に違和感を持つ人々、性同一性障害など、様々な性的少数者が自分らしく活き活きと生活できる社会を目指し2007年に設立。 当事者同士の支え合いの場を提供すると同時に、社会や行政・教育機関などへ積極的な働きかけを行っている。

助成事業名:  「地方都市・松山における性的マイノリティの理解を目指す社会対話の挑戦」

助成事業概要
・     LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーなど、性的マイノリティの人々)をテーマにした地域情報誌「ホヤケン!」の発行
・     啓発イベントや公共機関へ配布するメインパンフレットの増刷
・     LGBTへの社会理解を進めることを目的にした多くの方との熟議イベントの開催
以上の取り組みにより地方都市・松山で誰もが生きやすい社会をつくっていく。

助成金 :    96万円

助成事業期間 : 2012年10月~2013年9月

助成事業計画
期間中に発行する3号の「愛媛のLGBTペーパー ホヤケン!」と、2013年度に改定するパンフレットを活用しながら、LGBTへの社会理解を進めることを目的にした企画を積極的に開催していく。

 

実施助成事業と内容

(1) ホヤケン!2012年秋冬号(11月)、同2013年春号(3月)、同2013年夏号(7月)を各4,500部発行。当事者が集まる場、飲食店、男女共同センター、松山市役所ロビー、愛媛県庁、地域の支所や公民館等で配布され、当事者の想いや情報を広く市民に向けて発信している。

(2) 助成金で作成したホヤケン!を活用して下記の活動を行った。

*第2回愛媛LGBT映画祭2012の開催。地元映画館を1週間借り切り6作品を上映。(12月)

*ゲイであることを公にして日本に赴任している大阪・神戸アメリカ領事、パトリック・リネハン氏の松山市での講演会。(1月)

*LGBTと当事者以外が交流する市民交流サロン「れいんぼー+プラス」、当事者同士で相談や交流を行う「れいんぼーティーサロン」、当事者の親が集まって相談や交流を行う「家族の会」、を実施。

*2012年総選挙前と2013参議院選挙前に各政党本部に向けたセクシャルマイノリティに対する政策調査の実施。

*松山市人権教育推進協議会との共催イベントでシンポジウムを主催1月の研究大会でも311避難者、ホームレス、外国人そしてLGBTとでマイノリティを考えるシンポジウム形式の企画を実施、司会もした。(1月)

*松山に当事者のコミニティ施設「えひめLGBTセンター 虹力スペース」を設立(7月)

*人権啓発フェスティバルへの参加、行政職員や学校教職員を対象とした研修会、講演などの実施

*団体パンフレットを大幅に改定し印刷(9月)

*SJFのアドボカシーカフェを参考にした地域での熟議イベント「日本で同性婚は認められるか!?」を開催し多数の市民同士で議論

*四国中央市で全職員1500に向けた性的マイノリティの人権研修を実施 1200名参加(9月)

 

助成事業計画の達成度

基金の後押しにより、活動の機会、幅がどんどん広がった1年でした。

行政には活動実績を高く評価され、松山市人権教育推進協議会では理事をすることになりました。

えひめLGBTセンター 虹力スペースの設立も目指せれ、それにより仲間同士の参加、出会いがそれまでの12倍も高くなりました。利用者は1ヵ月で150人にもなり、表に出てくる仲間が増えています。

最後に実施した市民熟議では参加者42名、市民議論というハードルが高いイベントながら多くの市民を集めることができました。

ホヤケン!は配布場所が増えたため、9号より5000部に増刷

この1年の飛躍的な活動により多数のマスコミからも取材を受け大きな手ごたえを感じているところです。これからも頑張っていけます!

 

助成事業の成果・助成の効果

・  助成を愛媛の団体が受けたこと朝日新聞愛媛版で記事に

・  通算7,8号,9号とホヤケン!の発行が継続でき、配布場所も松山市内の公民館、支所にも拡がった。(10号は11月発行予定)

・  助成の支援で力強い活動を見せられたことで、団体への評価と啓発が広がった。

・  これらの活動が地域で評価され、レインボープライド愛媛は松山市市民活動推進事業表彰を3月20日に受賞。

・  2013年夏には、常設となるLGBTコミュニティセンター(LGBT地域支援センター「えひめLGBTセンター 虹力スペース」)を松山市内に開設。運営中。

・  全国的にも愛媛の活動が注目され、東京の団体との連携も進んだ。地方のLGBT活動を推進するための全国の活動者同士の勉強会も立ち上げることにつながった。

・  松山市の行政広報誌で性的マイノリティの特集と同時に団体も紹介される

・  四国中央市では全職員研修

 

助成事業の成果をふまえた今後の展望

・  第3回愛媛LGBT映画祭2013を今年も12月に開催

・  えひめLGBTセンター 虹力スペースを継続発展

・  継続した市民向け啓発イベントの実施

・  愛媛のLGBTペーパー ホヤケン!を継続発行

などなど、団体のスタッフ体制を整えつつ、立ち上げた取り組みを今後も力強く継続できるように足元を固め、この後の飛躍につなげたい。

SJFの助成事業の詳細はこちら

ご支援はこちらから(税金の控除がご利用できます) 

 

 

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