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ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第72

「薬物を使うことがある」と

誰でも安心して話せる支援がある社会とは

~ハームリダクションで出会う~

 

【オンライン開催】

 「薬物をやめたくて」と言う人を応援してくれる場所が増えてきました。嬉しいことです。けれど、「薬物を使うことがあって…」と言うと、警察に通報されたり、使わない方法を見つけよう、と言われたりします。そうなると、その人は困りごとがあってもどこにも相談できないと思ったり、もう話さなくなったりします。

 注射器の共有で感染症にかかった人がいます。注射器は身近なものできちんと消毒することができます。その人は「薬物を使っていた頃に知っていたら、感染しないで済んだかも」と言いました。そうした情報が必要な人に届くことはとても大切です。

 市販薬や処方薬を過剰に使う(オーバードーズ)人もいます。ハームリダクション東京では、薬物を使うことを安心して話すことができて、暮らしや健康、命を守るために役立つチャットを昨年始めました。日々たくさんの人とやりとりをしています。ほとんどが使っている本人で、子どもや女性たちも多くいます。

 薬物を使う人を逮捕して排除したり、やめるように強制したりすると、使うのが止まるのではなくて、どんどん見えなくなります。正直に安心して話せる支援や政策のある社会になれば、本人も家族も、そして社会全体にとっても、暮らしやすくなると思えます。一緒に考えることができたら嬉しいです。

 

ゲスト

古藤  吾郎さん

Kaida SJF

 精神保健福祉士。ハームリダクション東京共同代表、日本薬物政策アドボカシーネットワーク(NYAN)事務局長。
 2005年に米国コロンビア大学大学院にてソーシャルワーク修士課程修了。薬物使用に関わるアドボカシーやハームリダクション(HR)を学ぶ。NPO法人アパリにてHRを取り入れた相談支援を担当し、2015年にNYANを立ち上げ、2021年にハームリダクション東京でのサービスを開始。その他にDV加害者男性教育プログラム(RRP研究会)にも従事。東京大学先端科学技術研究センター熊谷晋一郎研究室の協力研究員。

上岡 陽江さん

Hikota

 精神保健福祉士。ダルク女性ハウス施設長、ハームリダクション東京共同代表、東京大学先端科学技術研究センター当事者研究・熊谷晋一郎研究室の協力研究員。
 10代から処方薬依存・摂食障害・アルコール依存を経験し、20代半ばで回復プログラムにつながる。1991年に薬物・アルコール依存をもつ女性をサポートするダルク女性ハウスを設立。依存症の母親とその子どものための包括的な支援に注力。当事者への支援に加え、援助職者のための研修やスーパーバイジング、トラウマインフォームドケアに基づくグループワークなどにも従事。

 

日時:22年5月14日(土)13:30~16:00  受付時間13:00~13:25 

参加 無料 

定員:先着50名様
締め切り5月12日、または定員に達した時点の早い方とさせてください。

 

会場: オンライン開催  

オンライン会議システム・Zoomを使用します。スマホやPC等のインターネット端末から参加いただけます。参加方法の詳細は、お申込みくださった方に5月13日までにメールいたします。
グループ対話セッションや、ゲストとの対話も行う予定です。聞くだけの参加も可能ですが、この対話の場を一緒につくれるよう、お声を出していただけましたら幸いです。参加者さまのお顔は写らないよう初めはこちらで設定いたしますが、グループ対話などの際には、自主的にお顔を写していただけます。

 

お申込みページ: 締め切りました。

ご案内ちらし:こちらから  250SJF20190723

 

主催: NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF
  ホームページ:  https://www.socialjustice.jp/
問い合わせ用メール:info[あ]socialjustice.jp ※送信する際は[あ]を@に変更ください。

 

 

 

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