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第1回 「ミツバチからのメッセージ」 ご報告

NPOまちぽっと、国際環境NGO A SEED JAPAN、一般社団法人act beyond trust
の三者共催で「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?
―新農薬ネオニコチノイドについて“未来に向けたみんなの意見”づくり大公開―」
と題した、全4回シリーズのアドボカシーカフェを開催しています。

3月17日(土)に開催した「ミツバチからのメッセージ」は、ミツバチの被害からネオ二コチノイド問題を広く問題提起している藤原誠太さんと、「らでぃっしゅぼーや」でネオ二コチノイドを使用せざるを得ない農家と消費者をつなぐお仕事をしている後藤和明さんのお二人をゲストにお迎えしました。
お二人のお話をもとにしながら、雨の中ご参加いただいた34名の来場者の皆さんと様々な議論を行いました。

◆藤原誠太さんのお話し
創業明治34年の藤原養蜂場の3代目の藤原さんは、養蜂家の立場からネオニコチノイドの被害の現状を発表してくださいました。

『かつて広く使われていた有機リン系農薬の被害の実態が明らかになり、ここ10年の間でネオニコチノイド系農薬は害のない農薬として登場し、広まってきました。しかし毒性の強い有機リン系農薬は浸透性が低く一過性であることに対して、ネオニコチノイド系農薬は浸透性が高いため洗っても落ちにくい上、毒性が継続する場合もあることがわかってきました。
日本ではヨーロッパと比べると、作物によっては1,000倍のネオニコチノイド系農薬の使用が認められています。アメリカと比べても、日本は10倍ほどとなっています。
ヨーロッパでは、トウモロコシの害虫対策のために種にネオニコチノイド系農薬をまき、その種から成長した植物が成長しても虫を殺す例も問題とされています。
このように、ミツバチが巣に戻ってこないという養蜂家の立場からの害だけではなく、もっと広くこの問題を考えることが必要だと思っています。』

◆後藤和明さんのお話し
有機・低農薬野菜や無添加食材の宅配サービスを行う「らでぃっしゅぼーや株式会社」の農産部の責任者である後藤さんは、生産者と消費者の立場を両立させるためどのようにこの問題に対処しているのか、現状を発表してくださいました。

『基本的に「らでぃっしゅぼーや」は農薬に反対の立場です。
それは消費者の皆さんのこともありますが、生産者の体のことも考えなくてはいけないと思うからです。そのため生産者の方々と話し合って、100以上の禁止農薬を決めています。
しかし、あまり規制を厳しくすると生産者は農作物を作れなくなってしまいます。

ネオ二コチノイドについても、できるだけ減らす方向ですが、情報公開をしながら順を追った現実的な対応をしています。
また農薬を使わずに生産すると、どうしても虫に食われてしまい、それは消費者の皆さんからは嫌がられてしまいます。以前、消費者アンケートで農産物の虫食いはどこまで許せるかを聞いたところ、1/8の虫食いでも消費者は嫌がることがわかりました。
生産者の努力と消費者の理解の接点を探しながら、しかし消費者以上にむしろ農家の皆さんの体に悪い影響を与える農薬は、可能なかぎり減らす努力が必要です』

◆来場者アンケートから
当日は、来場者の皆さまから以下のような多くのご意見をいただきました。

■自身の健康はもちろん、みつばち、鳥、生態系を無視した農薬は本当に恐ろしく感じました。

■単なる糾弾の場ではなく、農薬を使わざるを得ない農家の立場の話も聞くことができて良かった。

■ネオニコの問題って、ほとんど知りませんでしたが食の問題、消費、生態系、グローバリズム・・・などが絡み合っているんだと思いました。

■普段、社会問題を考えようと思っても「何故?」と思ったことについて情報を集めることが上手く出来ません。こうやって来場者も含めて議論をすると「なぜ?」という問に答えてくれる方がいたり、どんどん皆のアイディアがでたりしてきます。
会って話す事の大事さを改めて感じました。まず、知った!という感じです。

■とても充実していました。ネオニコチノイドという1つのテーマから環境はもちろん農協や国の政策、子どもの教育にいたるまで沢山の方とさまざまなお話ができて楽しかったです。

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アドボカシーカフェ「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?
ー新農薬ネオニコチノイドについて“未来に向けたみんなの意見”づくり大公開ー」開催



一般社団法人act beyond trustと国際環境NGO A SEED JAPAN
NPOまちぽっとの三者共催で
「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?
―新農薬ネオニコチノイドについて“未来に向けたみんなの意見”づくり大公開―」
と題して、全4回シリーズのアドボカシーカフェを開催いたします。

日時:3月17日(土)13:30~17:30
場所:新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル4F
資料代:500円
チラシはこちら
http://machi-pot.org/modules/project/uploads/flyer_neonico.pdf

3/13updated:
***
この企画は、コミック「美味しんぼ」105巻を通しても紹介された
ネオニコチノイドという新しい農薬の課題を、そのコミックに登場した
皆さんを中心にお迎えした4回シリーズで行います。
6月9日に行う最終回は少し大きな規模で開催し、原作者の雁屋哲さんや
田中優さんをお迎えし、この問題に対する『市民意見』をつくり上げる予定です。

3月17日の第1回には、ゲストの他にも、元グリーンピース事務局長で
屋久島で作家活動をしている星川淳さん(act beyond trust)もいらっしゃいます。

***

今の日本社会では、震災復興と原子力発電所事故に関心が集中しています。
もちろんこのことは当然のことですが、10年・20年後の社会を考えると、
他にも沢山対処していかなければならない問題があります。

その中でも今回の企画は「ネオニコチノイド系農薬」の問題について扱います。
長年、弊害が指摘された有機リン系農薬に替わって登場したものの、
ミツバチの大量死をはじめ生物多様性と人間への悪影響が報告され、
皮肉にも健康志向の減農薬農産物や緑茶の愛用がリスクになっている等の
社会的問題は、まだ一般にほとんど知られていません。

そこで、この問題について多くの人に知ってもらうとともに、
私たち普通の市民はどのように考え、未来に向けてどのように対処すべきなのか、
多面的な視点から考え議論をする「アドボカシーカフェ」を開催します。
今回の企画を単なる勉強会にするのではなく、社会的な広がりを持ったものにする中で、
自分たちの未来を自分たちで選択していく一つの行動指針をつくり上げたいと考えています。

第1回 「ミツバチからのメッセージ」
ネオニコチノイド系農薬の特徴(神経毒、浸透性、残存性)により、標的とする“害虫”だけでなくミツバチをはじめ多くの昆虫や鳥たちに悪影響をおよぼしていることを養蜂の現場の声を聞きます。一方、ネオニコチノイドを使えないと困る農業生産現場の声を聞くことで、異なる2つの現場の視点から問題を考えていきたいと思います。

ゲスト:
藤原誠太氏(養蜂家)
後藤和明氏(らでぃっしゅぼーや株式会社・Radixの会)

後藤和明氏(らでぃっしゅぼーや株式会社・Radix の会)
らでっしゅぼーや株式会社農産部長として、安全で環境にやさしい商品を選ぶという持続可能なライフスタイルを提案し続けている。その一方、らでぃっしゅぼーや株式会社と取引を通じてつながる生産者・メーカー有志によって組織される非営利の任意団体Radix の会常任理事として環境保全型生産の普及に務める。

藤原誠太氏(養蜂家・ネオニコチノイド系農薬の使用中止を求めるNGOネットワーク代表)
創業明治34 年の藤原養蜂場の3代目で日本在来種みつばちの会会長。
人体にも環境にもほとんど無害ということで許可され、使用拡大が進むネオニコチノイド系農薬の使用を止めることは重大な責務と考え、ネオニコチノイド系農薬の使用中止を求めるNGOネットワークの代表を務める。

主催:
認定NPO 法人まちぽっと,
国際環境NGO A SEED JAPAN,
一般社団法人 act beyond trust

お申し込みは
info@machi-pot.org
にお願いします。

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