ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第58回
虐待の連鎖からの離脱
幼少期の逆境体験をうけとめ
虐待により命を奪われた子どもを救うことはできなかったのか。児童相談所に認定された数よりはるかに多い潜在的な虐待があるとされています。虐待にさらされて育った子どもたちは心身にさまざまな影響を受けていることが明らかになってきました。
虐待をしてしまう親にも子どもだった過去があります。逆境的な体験を抱え、悲しみや屈辱にふたをしたまま親となり、何とか子どもを育ててきた方は多く、自らの親から受けた虐待という行為を同じように自分の子どもに再現してしまうケースは少なくありません。自分を否定せず、他人への信頼感を育み、人と認め合えるような経験を重ねられるよう、孤立しない環境づくりが大切になっています。子どもだけ親だけでなく、生活に関わる人全体に働きかけられるような仕組みが望まれています。
虐待を生んでしまう状況をみんなで克服していけたら――。心のありように思いをはせながら、よりよい仕組みへの一歩をゲストと一緒に考えてみませんか。
■ゲスト
浜田 進士さん![]() |
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韓国やバングラデシュでの子どもの人権の調査研究や、NGO 国際子ども権利センター事務局長、関西学院大学教育学部准教授を経て、現在は、特定非営利活動法人子どもの権利条約総合研究所関西事務所長、児童自立援助ホーム「奈良あらんの家」のホーム長を務める。専門・関心分野は、人権教育(子どもの権利学習)、国際理解教育、開発教育、子どもの居場所づくり、自治体・NPOとの協働による子ども施策。 |
■日時:2019年3月5日(火) 13:30~16:00 (開場13:00)
■会場:文京シビックセンター 5階 会議室C
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線/南北線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
■参加費: 一般1,000円/学生500円 ※当日受付にてお支払ください。
■お申込み: 終了。報告は こちらから
■ご案内ちらし:こちらから

■主催: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250
―助成:公益財団法人 キリン福祉財団―