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ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第57回

食と農のグローバリゼーション

アフリカ・日本の農業と開発援助から考える

~モザンビーク・ブラジル・日本3カ国民衆会議プレイベント~

 

 日本だけでなく世界各地で、「食」とそれを支えてきた農民が深刻な危機に直面しています。私たちの「食」の多くは「家族による小さな農業」(小農)によって守られてきました。しかしいま、利益や効率性を最重視するグローバル・フードシステム、それを推進する各国政府や国際機関の政策、企業活動、地球温暖化による異常気象などによって、世界中の小農が追いつめられています。
 日本政府がアフリカ・モザンビーク北部(ナカラ回廊)で推進するODA事業プロサバンナ(「日本・ブラジル・モザンビーク三角協力による熱帯サバンナ農業開発プログラム」)では、環境と食の豊かさを支えてきた地域の小農による営みを「農業生産性が低い」とみなし、当初、輸出用大豆の大規模生産を計画、JICAは「日本の食糧安全保障のために大豆を輸入」すると喧伝していました。これを実現するため、3カ国の官民が海外から農業投資を呼び込んだ結果、小農の土地が大豆を生産する海外企業によって収奪されていきました。
 同事業の例から、「日本社会が直面する食と農の課題」、「国による援助政策」、「世界各地域に生きる人びとの暮らし」が直結していることが分かります。一人ひとりの人権や環境を守りながら、持続可能な食と農をどのように実現できるのかゲストと一緒に考えたいと思います。

 

ゲスト

渡辺 直子さん

watanabe300

 イギリスの環境保護NGO勤務、日本の大学院を経て、2005年JVC(日本国際ボランティアセンター)に、2015年モザンビーク開発を考える市民の会に参加。2013年から日本がモザンビーク北部で行うODA事業「プロサバンナ」に関連して、モザンビーク小農組織との合同調査を開始、現在までに10回以上の現地調査を行う。アフリカ、モザンビーク、ブラジルの市民社会組織とともに、国境を超えたアドボカシー活動を展開している。
田中 滋さん

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特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC)事務局長・理事。

「モノから見えるグローバリゼーション」をテーマに、日本にあふれる身近なモノと世界のつながり検証する調査・提言および普及啓発活動に携わる。スマホ・電気自動車に含まれるレアメタルの採掘現場やバナナ・プランテーションで見られる社会的不正義に警鐘を鳴らす活動を展開。

松平 尚也さん

matsudaira

 1974年生まれ。1995年にAMネット立ち上げに関わり、現在代表理事。グローバルな農の問題に関わりつつ、2010年に就農。耕し歌ふぁーむという農場を設立。伝統野菜等の宅配事業の傍ら、京都大学農学研究科で小規模農業やタネそして有機農業について農家の視点から研究している。

 

日時:2018年11月2日(金) 18:30~21:00 (開場18:00) 

会場:文京シビックセンター 5階 会議室C
   東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線/南北線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)

参加費一般1,000円/学生500円 ※当日受付にてお支払ください。

 

お申込み: 終了しました。

ご案内ちらし:こちらから  250SJF20181011

 

主催: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF
  Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250

 

―助成:公益財団法人 キリン福祉財団―

 

 

 

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