ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第52回
若者の政治参画
マイノリティの声も社会へ
いま若者議会を設置する自治体が増えていますが、本当に多様な若者の声が吸い上げられているでしょうか。若者が社会でマイノリティー化し、そのなかにもさらにマイノリティーが含まれています。声にならなかったことを声にしていくプロセスは重視されているでしょうか。
愛知県新城市はイギリスの若者議会から学び、全国に先駆けて2015年から若者議会を設けています。この議会では、市長に提案した若者の意見が政策決定プロセスに組み込まれ、その政策が実際に行われています。若者みんなが参加しやすい工夫をしながら、若者の力も自治体を動かしています。
静岡県には、若者が大人と同等に社会への影響力を持てるよう、ヨーロッパのローカル・ユースカウンシルを参考に活動している「わかもののまち静岡」があります。今ここに生きている若者が、社会はこのままでいいのかと自分で考え、社会づくりに関わっています。 大人も、子ども・若者も、一人ひとりが意見を表明し社会に参画できるか、社会の根幹が問われています。ゲストのお話をうかがい一緒に考えてみませんか。
■ゲスト:穂積 亮次さん
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1952年 東京都文京区生まれ。40代の半ばで亡父の出身地である愛知県鳳来町(現・新城市)に移り、山林業に携わる傍ら、地域活動に参画。森林NPO法人の役員等をつとめた後、2004年に鳳来町長に当選・就任。翌05年に、市町村合併に伴う新・新城市長選挙に立候補し当選。市民病院の経営立て直し、財政健全化、地域情報化、新城版・こども園、自治基本条例、地域自治区制度、若者議会などの各種マニフェスト事業に取り組み、2017年10月の市長選挙に当選して、現在4期目。過去にマニフェスト大賞の首長部門で2度優秀賞、若者議会もシチズンシップ推進部門で最優秀賞に選ばれる。著書に『自治する日本―地域起点の民主主義』(2016年・萌書房)、『自治体若者政策―愛知県新城市の挑戦』(共著17年・萌書房)など。 |
■基調講演:両角 達平さん
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1988年生まれ。長野県出身。フリーの研究者。ストックホルム大学教育学研究科修士(国際比較教育)。専門は比較教育学、スウェーデンの若者参加政策、シティズンシップ教育。2009年、静岡にて若者の社会参画を支援する学生団体YECを設立。大学生による中高生の余暇活動支援を軸とし、啓発活動などにも取り組み、若者の社会参画を促すユースワーク活動を続ける。2012年からスウェーデンの首都ストックホルムに留学。新卒でドイツの若者政策の国際NGO Youth Policy Press(ベルリン)に勤務。内閣府の子ども若者育成支援点検評価会議などに関わる。ブログ「TatsumaruTimes」を編集し、各種メディアに記事を配信。 |
■日時:2018年4月6日(金) 18:30~21:00 (開場18:00)
■会場:文京シビックセンター 5階 会議室C
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
■参加費: 一般1,000円/学生500円 当日受付にてお支払ください。
■お申込み:終了しました。
■ご案内ちらし: こちらから
■主催・お問い合わせ先: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
Tel 03-5941-7948、 Fax 03-3200-9250
―助成:公益財団法人キリン福祉財団―