ウクライナの子どもを取材(2013年11月)(copyright: OurPlanetTV)
◆団体名(所在地) : OurPlanetTV( 東京 )
◆団体概要:
2001年に設立した非営利のオルタナティブメディア。インターネットを利用して、ジェンダーや子ども、環境や人権などのテーマを中心に独自に制作したドキュメンタリー番組やインタビュー番組を配信している。また、東京・神保町にあるオフィス内にメディアセンターを設置し、子どもから大人まで、誰もが映像制作やメディアリテラシーなどを学べるようワークショップを行っている。 東日本大震災及び福島第一原発事故後は、主に子どもと被曝の問題や、人々の暮らしを守るために必要な情報を積極的に配信。2012年7月、日本ジャーナリスト会議(JCJ)より第55回JCJ賞が顕彰。そのほか、これまで地方の時代映像祭優秀賞(2010年)、貧困ジャーナリズム賞(2011年)、放送ウーマン賞(2011年)、やよりジャーナリスト賞特別賞(2012年)を受賞。
◆助成事業名:『映像報告「チェルノブイリ原発事故27年目の子どもたち」制作と上映キャンペーン』
◆助成事業概要:
本プロジェクトは、チェルノブイリの低線量汚染地域の学校を取材し、ドキュメンタリービデオにまとめたうえで、ステイクホルダー、政府、自治体関係者など幅広い人々へ提供し、現在の日本政府の被ばく低減策の改善を促すものである。
具体的には、ウクライナのキエフとコロステンの学校や医療現場を取材。子どもたちの健康状況とともに、大半の子どもが通常の体育の授業が受けられなくなっている実態を記録。ウクライナの健康診断のスキームや内容ついても調査する。
取材内容は30分程度のドキュメンタリーにまとめ、インターネットで配信するほか、DVD化して、NGO、市民団体、政府関係者、議員、自治体に配布。東京/福島/茨城にて上映&報告会を開催する。
◆助成金 : 100万円
◆助成事業期間 : 2013年10月~2014年9月
◆助成事業計画:
2013年11月半ば—ウクライナ取材(キエフ/コロステン)
キエフとコロステンの学校と家庭/健康診断の仕組みなどを取材。
2014年12〜月— 映像編集
2014年3月— DVD制作(3週間程度)
DVD原盤制作/業者にてプレス
2014年4月— NGO/議員/政府関係者/自治体へのビデオ配布
直接、訪問出来るところは、直接訪問して、報告する。
2014年5月〜 上映&報告会(福島/東京/茨城)
福島/東京/茨城の3カ所で上映&報告集会を開催する。
2014年6月〜各地でミニ上映会や対話集会などを実施。
◆実施助成事業と内容:
ウクライナでの映像取材
11月14日から10日間の日程で、ウクライナのコロステンおよびキエフを訪問。以下の機関などを取材した
【コロステン】
- コロステン健診センターセルギー・チョルニー所長
- 市立外来患者病院アレクサンドル・ザイエツ医師バースチリチ・ニコライ副院長/ブリースタ小児科部長★第12学校校長ニジニック先生(カリーナ校長?)校医ノンナ・センチェンコ先生
体育ドミトリー・ヤルトモック(ヤルモリューク?)先生
★コロステン市役所
ヴォロジーミル・モスカレンコ市長
★ヤレムシュク家
ナタリア・ヤレムシュク・マリア・ヤレムシュク
★ユルスン家
アレクサンドル・ユルスン・ガリーナー・ユルスン
タラス・ユルスン
- 市場撮影 (食品放射線測定所)
【キエフ】
- ★第270学校コロニエツ・ピョートル校長★第259学校ユルコ・アレクサンドル校長★教育科学省教育科学省一般教育校主任専門官 コトゥセンコ・エレーナ
★ウクライナ国立放射線医学研究センター
小児科エフゲーニャ・ステパノワ博士
アナトーリー・チュマク博士(報告書統括)
★「チェルノブイリの医師たち」
アンジェリナ・ニャーグ医師
- 国立内分泌研究ミコラ・トロンコ所長ワレリー・テレシェンコ副院長(ヴィクトル・シュパーク 国際関係部門担当)(ニコライ・デミチェンコ クリニック院長)★国家戦略研究所 15時〜18時30分
オレグ・ナスビット nasvit@niss.gov.ia
★国立記録センター 10時〜14時
セルギー・テレシチェンコ センター長
- 保健省アンドリーナさん
- チェルノブイリ博物館
【チェルノブイリ原子力発電所】
報告会
「ウクライナ帰国報告会〜低線量汚染地域における健康管理と保養(学校での取組み取材から)」
日時:2013年12月11日 参議院議員会館
参加者:50人程度
「27年目のウクライナ〜子どもたちの健康状態と学校プログラム」
日時:2014年1月27日 OurPlanetTVオフィス
参加者:放射能から子どもを守る全国ネット事務局
「子ども被災者支援法市民会議〜勉強会〜日本政府の支援チームミッション報告書を検証する」
日時:2014年2月19日 衆議院第一議員会館
参加者:子ども被災者支援法市民会議メンバー20人程度
執筆
「低線量被曝のチェルノブイリ原発事故27年目のウクライナ―日本政府の視察報告書を検証する」
岩波書店「科学」4月号
映像編集
2014年1月から継続中
◆今後の予定 :
2014年3月中 映像編集
2014年4月18日 映像の初上映会(日比谷文化ホール)
2014年4月中 DVD制作(3週間程度)
NGO/議員/政府関係者/自治体へのビデオ配布
2014年5月〜 上映&報告会(福島/茨城など)
2014年6月〜各地でミニ上映会や対話集会などを実施
(教育関係者などが主催する上映報告会なども予定)
◆2014年4月9日:SJFアドボカシーカフェ(共催:OurPlanetTV)
『27年目のチェルノブイリから考える、日本の子どものいまと未来』
詳細はこちらを是非ご覧ください。
◆SJFの助成事業の詳細はこちら
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