┏━━2012/04/26配信 メルマガの第8回の内容━━━━━━━┓
★1.【お知らせ】第2回アドボカシーカフェ
「子どもを守るための予防原則」案内
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NPOまちぽっと、国際環境NGO A SEED JAPAN、一般社団法人act beyond trustの三者共催で
「ねねね、ネオニコチノイドってなあに?
―新農薬ネオニコチノイドについて“未来に向けたみんなの意見”づくり大公開―」
と題した、全4回シリーズのアドボカシーカフェを開催しています。http://neo.socialjustice.jp
ミツバチがいなくなった 原因ともいわれる 新農薬ネオニコチノイド。減農薬といってもこれを切り札として使っているケースも増えているようです。
今回は 「子どもを守るための予防原則」をテーマにお話をうかがい、また、参加者みんなで話し合います。
第2回テーマ 「子どもを守るための予防原則」
(事前申込制 定員30 人)
日時:4月28日(土) 14:00 ~18:00
場所:新宿区歌舞伎町2-19-13 ASK ビル4F 会議室
資料代:500 円
講演者: 黒田洋一郎氏(元東京都神経科学総合研究所)、大竹千代子氏(化学物質と予防原則の会代表)
ファシリテーター:青木将幸さん
★お申し込み:http://neo.socialjustice.jp/201204.html
世界中でミツバチの大量死や大量失踪が報告されています。日本でもここ数年、国内でのミツバチの大量死・大量失踪が報道されるようになりました。1980年代から、安全な農薬という触れ込みで有機リン系農薬に代わってネオニコチノイド系農薬が世界的に使用されるようになり、それと同時期にミツバチが激減しました。そのような状況の中、フランスでは1999 年に予防原則を適用してあるネオニコチノイド系殺虫剤の使用一時停止、2006年には最高裁で正式に使用禁止。そして2018年までに農薬使用量の半減を目標に設定しています。イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカなどでもネオニコチノイド系農薬の使用禁止や、自主規制の動きが活発化しました。
まだ、ミツバチの大量死や大量失踪の原因がネオニコチノイド系農薬と断定されたわけではありませんし、人体に影響がないということが証明されたわけでもありません。“予防原則”という視点から海外で自主的な規制の動きが始まっている中、私たちはこの問題を感情論ではなく科学的な知識に基づいて考え、今後の方向性を探っていくことが求められているのではないでしょうか。
「人体には影響ない」といわれるネオニコチノイドの神経毒性が、人間とくに発達期の胎児や乳幼児に被害をもたらす可能性について研究の最前線から学び、子どもたちに向けた予防原則という視点でこの問題を考えます。
講演者
黒田洋一郎氏(元東京都神経科学総合研究所)
66 年東京大学農学部農芸化学科卒業後、東京大学応用微生物学研究所(現・分子細胞生物学研究所)を経て、ロンドン大学精神医学研究所に留学。73 年東京都神経科学総合研究所入所、のち参事研究員、03 年客員研究員。医学博士。99-05 年定年をまたいで、科学技術振興機構(CREST)の「環境化学物質と脳の発達障害」プロジェクトの研究代表者。11年環境脳神経科学情報センター設立。著書に『脳と神経の科学』(共著、オーム社)、『アルツハイマー病』(岩波新書)など
大竹千代子氏(化学物質と予防原則の会代表)
国立医薬品食品衛生研究所勤務時の98 年、「環境ホルモン調査」のためデンマーク・スウェーデンを訪れ、予防原則に出会う。当時、すでにプラスチックの可塑剤、洗浄剤の規制が予防原則に基づいて行われていた。2000 年、EU で予防原則の法律が採択。これを日本へ紹介し始める。以後、講演、執筆多数。02 年HP「化学物質と予防原則の会」を立ち上げる。同年、予防原則普及のため東京農工大学で博士号を取得し、研究所を退職。05 年合同出版から『予防原則』出版。
ファシリテーター:青木将幸
★お申し込み
こちらのフォームからしていただくか http://neo.socialjustice.jp/201204.html
info@machi-pot.org にお名前と連絡先を。もしくは03-5941-7948 までお電話をお願いいたします。
詳細・最新情報 http://neo.socialjustice.jp
★第一回のご報告はこちらです。http://socialjustice.jp/p/archives/735
主催:
認定NPO 法人まちぽっと, 国際環境NGO A SEED JAPAN, 一般社団法人act beyond trust,
お問合せ:
特定非営利活動法人NPOまちぽっと
〒160-0021 新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル5F
E-mail: info@machi-pot.org
Tel:03-5941-7948
Fax:03-3200-9250
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全4回シリーズについて
今、日本社会では3.11 原発震災復興という大きな問題に関心が集中しています。このことは当然ですが、10 年、20年後の社会を考えると、他にも沢山対処していかなければならない問題があります。
その中でも今回の企画は「ネオニコチノイド系農薬」の問題について取り上げます。長年、弊害が指摘されてきた有機リン系農薬に替わって、特定の昆虫にだけ作用し人体や環境への影響は少ないというふれこみでネオニコチノイド系農薬は登場しました。その使用量は、日本においてこの10年で3 倍に急増しています。それと同時にミツバチの大量死や人間への悪影響が報告されている等の社会的問題は、まだ一般にほとんど知られていません。一昨年、人気マンガ『美味しんぼ105巻』でネオニコチノイドについて扱われたことは記憶に新しいことでした。
そこで、この問題について私たち市民はどのように考えていくべきなのか、そして未来に向けてどのような対応をすべきなのか、多面的な視点から考え議論をする「アドボカシーカフェ」を全4回シリーズで開催します。この連続企画を通じて、たくさんの皆さんとともに自分たちの未来を自分たちで選択していくための、一つの行動指針をつくり上げたいと思っています。
第1回 「ミツバチからのメッセージ」 <終了>
日時:3月17日(土)13:30~17:30
ゲスト:後藤和明 氏(らでぃっしゅぼーや株式会社・Radix の会)
あああ藤原誠太 氏(養蜂家・ネオニコチノイド系農薬の使用中止を求めるNGOネットワーク代表)
第一回のご報告はこちらです。http://socialjustice.jp/p/archives/735
第3回 「ネオニコ問題をナナメに切る」 (事前申込制定員30 人、資料代:500 円)
日時:5月12日(土)14:00~18:00
場所:新宿区歌舞伎町2-19-13 ASK ビル4F 会議室
ゲスト:高安和夫 氏(銀座ミツバチプロジェクト)
あああ鈴木菜央 氏(greenz.jp 発行人)
第4回 フォーラム「私たちはネオニコ問題をこう考える」 (事前申込制定員200 人、資料代:1,000 円)
日時:6月 9日(土)13:30 ~17:30
場所:オリンピックセンター国際会議室
ゲスト:雁屋哲 氏(『美味しんぼ』原作者)
田中優 氏(未来バンク、天然住宅ほか)
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ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)