ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第39回
売買される日本の子どもたち
背景にひそむ人権意識とは
深刻化する児童買春・ポルノやJKビジネス等、子どもの性の商品化。海外から厳しい指摘を受けているにもかかわらず、なかなか変わらない日本における人身取引の現状。その背景には、日本国内に蔓延する性産業には「被害者はいない」との誤った認識や、被害者を突き放す「自己責任論」があります。「援助交際」や「JKビジネス」といった言葉に表されているように、大人に買われる子どもたちにすら自己責任論を押し付ける傾向があるのです。しかし本来、これらの問題の責任は子どもにあるのではなく、むしろ社会や大人たちにこそ、子どもたちをこのような被害から守るという責任があるのではないでしょうか。どうしたら、子どもたちの性が買われない社会を築いていくことができるのか、今回は「人権」に焦点を当て、みなさんと対話します。一人ひとりが自分を大切にし、他人の「人権」を尊重することから、人身取引問題を解決する糸口が見えてくるのではないでしょうか。老若男女問わず、日本の人身取引問題と解決方法について一緒に考えましょう!
■ゲスト:
横浜インターナショナルスクール・Combating Human Traffickingグループ
2012年より人身取引撲滅を目標に意欲的に活動する、横浜インターナショナルスクールの高校生有志のグループ。日本における人身取引問題、とくに、日本の若者たちが性的に搾取される現状について学び、人身取引撲滅のために何ができるかを考え、学校内外において啓発活動を行っている。 グループは、週一回のミーティングをもち、日本の人身取引問題について新しい啓発方法や、人身取引反対運動への参加者を増やすにはどうしたらよいか、などについて議論や検討を行い、本問題解決に向けて、一人ひとりに変化を起こす力があることを伝えエンパワーしている。
■基調講演: 瀬川 愛葵さん
NPO法人 人身取引被害者サポートセンター ライトハウス 広報・アドボカシーマネージャー。高校時代、認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを通して、モンゴルの子どもたちに図書館を寄贈、本活動により国際ソロプチミスト「ヴァイオレット・リチャードソン賞」受賞。2010年、トロントで開催された第一回「ガールズ20サミット」に日本代表として参加。アメリカの大学を卒業後、2014年10月にライトハウス入団、2015年5月より現職。
■日時: 9月24日(木) 18:30~21:00 (開場18:00)
■会場:文京シビックセンター 4階 シルバーホール
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
地図はこちらから
■参加費: 一般1,000円/学生500円 当日受付にてお支払ください。
■お申込み:終了しました。
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■主催・お問い合わせ先: ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501 認定NPO法人まちぽっと
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