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ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第54回

境界に生きるロヒンギャ

―差別されるいのち―

 

 日本の経済進出が目覚ましいミャンマーの西端で暮らしている少数民族、ロヒンギャへの迫害が激化しました。この問題は、イスラム教徒のロヒンギャと、ミャンマー国民の多数を占める仏教徒との「宗教対立」と一般的には表現されてきました。しかし、日本のお金が投入されたミャンマーの開発で生じた利権によって邪魔ものにされたロヒンギャを国外退去させるために、仏教徒の民衆を利用している側面があります。さらに、隣国バングラデシュに逃れたロヒンギャ難民は、バングラデシュにはミャンマーから押し付けられたと捉えられており、両国の共犯構造のなかで生活の場がありません。

 この問題構造には日本も関係があります。日本で暮らす私たちと、いずれの国からも排除されているロヒンギャ。両者の命の尊厳に差が出ています。

 私たちはなぜ「仲間意識」や「敵対意識」に囚われてしまうのでしょうか。自らが抱える問題や日本との関連に気づき、あらゆるいのちが尊ばれる取り組みに想いを馳せられればと考えています。ロヒンギャが困難に直面している現場で活動をしておられるゲストからの報告や問題提起をいただき対話する場に、ぜひご参加ください。

 

登壇

根本 悦子さん

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 1947年生まれ。社団法人科学技術と経済の会に入職し、月刊誌『技術と経済』の企画・編集に従事。1993年に国際協力団体インドシナ市民活動センターを設立。1995年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の事業実施団体としてミャンマーで活動を開始。団体名称をブリッジ エーシア ジャパンと改称し、代表。この間、シーズの運営委員としてNGO団体の法人格取得活動に参加。共著に『いっしょにやろうよ最新国際ボランティアNGOガイド』(三省堂 2010年)、『ミャンマー・ルネッサンス―経済開放・民主化の光と影』(コモンズ 2013年)。
下澤 嶽さん

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 1988年に(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在としてバングラデシュへ。帰国後、1998年に同会事務局長。2002年7月に退職し、同時にジュマ・ネットを友人たちと設立。2006年7月から2010年3月まで(特活)国際協力NGOセンター事務局長。2010年4月より、静岡文化芸術大学教員。著書に「バングラデシュ、チッタゴン丘陵で何が起こっているか」(2012 ジュマ・ネット)等。

 

終了しました。報告はこちらから

日時:2018年7月21日(土) 13:30~16:00 (開場13:00) 

会場:文京シビックセンター 5階 会議室C
     東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線/南北線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)

参加費一般1,000円/学生500円 ※当日受付にてお支払ください。

 

ご案内ちらし:こちらから 250SJF20180721 

 

主催: 認定NPO法人まちぽっと ソーシャル・ジャスティス基金(SJF
  Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250

 

―助成:公益財団法人キリン福祉財団―

 

 

 

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