ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第40回
民主主義をつくるお金
ソーシャル・ジャスティス基金の挑戦
ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)とは、社会の一般的な考えや今の政策・制度では見逃されがちな社会的課題の解決に取り組む団体を、「社会的公正」の視点から助成する市民ファンドです。とくに市民による「政策提言活動」にしぼって助成し、助成先が取り組む社会課題を広く共有するために「アドボカシーカフェ」という対話の場を一緒につくるという2つの柱があります。この小さなファンドの助成金から、将来性のある成果が生まれ始めました。
そんなSJFを俎上にのせて、社会を変えることに役立っているのか評価することを通じて、私たちの社会の将来を考えてみませんか。『社会を変えるには』という著作の中で「参加型・対話型の民主主義」を提唱されている小熊英二さんをお迎えし、評価の視点・論点を提起いただきます。そして、SJFを活用して民主主義を実践してきた方々の考えを教えていただきながら、みなさんと一緒に考えていきます。ひとりひとりの想いや希望が生かされる社会をどのようにつくっていけばよいのでしょうか。社会を変える一歩は対話から。ぜひご参加ください。
1962年東京生まれ。東京大学農学部卒。出版社勤務を経て、東京大学総合文化研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。学術博士。著書に『単一民族神話の起源』(サントリー学芸賞社会・風俗部門)、『<民主>と<愛国>』(毎日出版文化賞、大佛次郎論壇賞)、『社会を変えるには』(2013年新書大賞)、『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後』(小林秀雄賞(第14回)受賞)など。
■コメンテータ: 上村 英明
NGO市民外交センターの代表として、先住民族の人権問題に取り組み、グローバルな市民の連帯に長年携わってきた。また、SJF運営委員長として、平和、人権、エネルギー、教育など多くの分野で新たに現れている21世紀の課題を解決するため、市民による民主主義実現のための政策や制度づくりを支援している。恵泉女学園大学教授。
■コーディネータ: 西川 正さん
2005年NPO法人ハンズオン埼玉を設立。埼玉県内100 カ所1 万人以上の親子が参加する「おとうさんのヤキイモタイム」キャンペーン、東北福島から埼玉の避難者に向けた月刊誌『福玉便り』(4000部)を創刊・編集するなど、行政・企業を巻き込んだ市民参加型のまちづくりのプロデュースに関わる一方、会議や研修などのファシリテータとして活動。
■日時: 11月4日(水) 18:30~21:00 (開場18:00)
■会場:文京シビックセンター 4階 シルバーホール
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
■参加費: 一般1,000円/学生500円 当日受付にてお支払ください。
【 お申込み 】終了しました。
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■主催・お問い合わせ先: ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501 認定NPO法人まちぽっと
Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250、ホームページ