ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第38回
教育の機会保障と多文化共生社会
貧困の連鎖を断ちグローバル人材養成につながる改革とは
生まれや環境により教育の機会を奪われたまま就職困難となった親世代の経済的不安定さは、子ども世代への貧困の連鎖を生んでいます。このなかで、国籍による高校や大学への進学格差を積極的に是正し、貧困の連鎖を断ち切ろうと「大学・高校進学における外国人特別枠の設置・拡充」にむけた政策提言に「移住者と連帯する全国ネットワーク」(移住連)が取り組んでいます。外国にルーツをもつ子どもたちを大学教育の場に受け入れることは、将来のグローバル人材、グローバルな見識をもちながら日本の地域社会で能力を発揮する人材の発掘にもつながると入試改革を要請しています。
すべての子どもの学習権を保障できるよう、多様な教育機会の法的保障にむけた動きとともに、国籍による進学格差や、外国人学校が学校教育制度から外され公的助成を十分に得られていない現状をどのように改善していけばよいのでしょうか。すべての子どもたちが潜在能力を十分に発揮できるような機会を保障するには、どのような施策を行っていけばよいのでしょうか。ゲストのお話をもとに、みなさんと一緒に考え対話できればと思います。
■ゲスト:
1986年東大法学部卒業後、通産省入省、99年に退官、慶大環境情報学部助教授、2001年参議院議員初当選(東京都)、文部科学副大臣(2期)、東京オリンピック・パラリンピック招致議連事務局長、日本ユネスコ委員などを歴任。現在、文部科学大臣補佐官、東大・慶大教授(クロス・アポイントメント)等。 『熟議のススメ』(講談社、2013年)、『「熟議」で日本の教育を変える』(小学館、2010年)等著書多数。
移住連・貧困プロジェクト。1990年代から在日南米人、在日ムスリム、外国人参政権に関する調査研究を行うかたわら、移住連などの支援運動にかかわってきた。著編書に『日本型排外主義』『日本のエスニック・ビジネス』『顔の見えない定住化』『国境を越える』『再帰的近代の政治社会学』など。徳島大学准教授、社会学専攻。
■コーディネータ・上村 英明(SJF運営委員長/市民外交センター代表/恵泉女学園大学教授)
■日時: 7月6日(月) 18:30~21:00(開場: 18:00)
■会場: 文京シビックセンター 4階 シルバーホール
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
案内図はこちらから
■参加費: 一般1,000円/学生500円 当日受付にてお支払ください。
■お申込み:終了しました。
■ご案内レター: こちらから
■主催: ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501 認定NPO法人まちぽっと
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