ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第36回
生活保護
バッシングに抗して活用策を考える
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生活保護バッシングの背景には、社会的弱者だと居直って特権にあぐらをかいているという、制度に対する誤解に基づいた不公平感が根強くあります。ヘイトスピーチに同調する心情に通じるものがあるようです。近年、こうした生活保護への偏見をむしろあおる言動が高まるなかで、生活保護基準が引き下げられるとともに、受給申請を思いとどまる人も少なくありません。日本は、先進国といわれる国々のなかでも、受給する条件・資格があるにもかかわらず生活保護を受けていない人の割合が極めて高い国です。本来、私たちが社会の中で生活し生きていくことを基本的な権利として保障する生活保護制度は、セーフティネットとしての社会保障の根幹をなすものです。今回は、この生活保護制度への理解を高め、活用しやすくするためにどのような取り組みが必要であるか、ゲストやコメンテーターからの実体をふまえた問題提起をもとに、皆さんと一緒に考え対話できればと思います。
京都大学法学部を1970年に卒業後、厚生省に入省。1975年、京都弁護士会に弁護士登録。以後、スモン訴訟、水俣病京都訴訟、薬害ヤコブ訴訟、原爆症認定訴訟、生存権裁判などの多くの公害・薬害訴訟、社会保障訴訟を担当。また、生活保護問題をはじめ「貧困」問題についても、全国的な活動を行っている。現在、日弁連貧困問題対策本部副本部長、原爆症認定訴訟全国弁護団副団長、生活保護問題対策全国会議代表幹事。
東京経済大学他講師、アムネスティ・インターナショナル日本前事務局長。主な研究分野は、国際人権法、犯罪学理論、刑事政策論。国際的な人権基準を実現させるという観点から、国内人権機関やグローバリゼーションが人権に及ぼす負の影響の問題などについて、理論的な研究と実践的な人権活動の両面で取り組んでいる。近著に『国際的孤立に進む日本の人権政策』(岩波書店「世界」2013年10月号)など。
*主なプログラムとして、講演、質疑応答やパネル対話、そしてグループ対話と会場全体での意見共有、さらに講演者と対話する、創発型の対話イベントです。
■日時: 15年5月13日(水) 18:30~21:00 (受付18:00~)
終了後、懇親会を近隣にて開催します。どうぞご参加ください。
■会場: 文京シビックセンター 4階 シルバーホール
東京都文京区春日1-16-21 (丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
地図はこちらから
■参加費: 一般1,000円 / 学生500円 当日受付にてお支払ください。
■お申込み:終了しました。
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■主催: ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
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