ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)アドボカシーカフェ第34回
障害者権利条約と差別解消法
―みんなちがって、みんないっしょ―
日本が障害者権利条約に批准して1年、具体的に条約を国内で生かしていくことが課題となっています。その柱となる障害者差別解消法では、来年4月の施行に向け、今年は基本方針の決定、対応する要領や指針の策定などがせまっています。
誰もが自分一人では何もできないという限界を持っているという意味では、すべての人が障害を持っているとも言えます。皆それぞれの障害についてお互いに依存しあえるような信頼をとりもどした社会への一歩を、私たちはどう踏み出せるのでしょうか。障害者権利条約では「障害」を「環境との相互作用によって社会への参加を妨げるもの」としています。この社会的障壁をとりはらい一緒に参加できるためには、本質に立ち返って何が必要なのか、歩みより解決していくプロセスが重要となっています。これらの課題を共有し、差異と多様性を認めあう社会を実践できるよう、今回、障害者インターナショナル日本会議副議長の尾上浩二さんと、小児科医で東京大学先端科学技術研究センター特任講師の熊谷晋一郎さんをお迎えし、皆さんと対話したいと思います。
■登壇:=手話通訳と要約筆記がございます=
1960年大阪市生まれ。小学校での養護学校、施設入所経験が障害者運動に飛び込む原体験。大阪市立大学入学直後から障害者運動に関わり始める。DPI(障害者インターナショナル)日本会議事務局長、障害者政策委員会委員、障がい者制度改革推進会議総合福祉部会副部会長等を歴任。2014年6月よりDPI副議長、内閣府障害者制度改革担当室・政策企画調査官。編著に『障害者総合福祉サービス法の展望』(ミネルヴァ書房)他。
東京大学先端科学技術研究センター特任講師、小児科医。新生児仮死の後遺症で、脳性マヒに。以後車いす生活となる。東京大学医学部卒業後、千葉西病院小児科、埼玉医科大学小児心臓科での勤務、東京大学大学院医学系研究科博士課程での研究生活を経て、現職。著書に『発達障害者当事者研究』(医学書院・共著)、『リハビリの夜』(医学書院/第9回新潮ドキュメント賞受賞)、『つながりの作法』(NHK出版・共著)。
寺中 誠さん・モデレータ
東京経済大学現代法学部非常勤講師、前アムネスティ・インターナショナル日本事務局長。
■日時: 2月26日(木) 18:30~21:00 (開場18時)
■会場: 文京シビックセンター 4 階 シルバーホール
東京都文京区春日1-16-21(丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
■参加費: 一般1,000円 / 学生500円
※当日受付にてお支払ください。
介助の方は、資料が必要な場合は、事前にお申し込いただき参加費を当日お支払いください。
■お申込み:終了しました。
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■主催: ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
東京都新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501 認定NPO法人まちぽっと
Tel 03-5941-7948、Fax 03-3200-9250、info[a]socialjustice.jp ([a]を@に変更のうえ送信ください)