原発事故は、どのように報道されたのか
原発事故に関わる情報が、政府や東電のみならずマスメディアからも適切に十分に伝えられなかったという不信を、福島の被災者をはじめとして、多くの人々が抱いているのではないでしょうか。市民の側にたって報道することを使命とする新聞、テレビなどの伝統メディアにおいて、読者や視聴者への原発事故の本質を見据えた情報提供はなされたのか。被災者への尊厳を保ち、寄り添う報道への努力はなされたのか。また、迅速かつきめ細かな原発事故情報の提供で力を発揮したインターネットなどの新興メディアはどのような役割を担ったのか。インターネットや情報公開制度の普及により、市民一人ひとりが情報を主体的に選択し、また発信もする時代を迎えている今、改めて原発事故の報道で何が問われたのかを検証し、情報をめぐるメディアと市民の関わり方について考えます。
■ゲスト:
あ専修大学人文・ジャーナリズム学科教授。専門は言論法、ジャーナリズム論。早稲田大学大学院ジャーナリズムコース、法政大学法学部等でも講師を務める。日本ペンクラブ理事・言論表現委員会委員長、自由人権協会(JCLU)理事(前事務局長)ほか。近著に、『3.11とメディア』(トランスビュー)『言論の自由―-拡大するメディアと縮むジャーナリズム』(ミネルヴァ書房)『ジャーナリズムの行方』(三省堂)、『3.11の記録』(共編、日外アソシエーツ)があり、いずれも3.11を受けて執筆したものである。ほかに『法とジャーナリズム 第2版』(学陽書房)など多数。
◆コメンテーター:
あ朝日新聞にて政治部編集委員(地球環境問題担当)等を歴任し1993年退社。「環境自治体の創造」を公約に掲げて鎌倉市長に無所属にて初当選。2003年「市民の、市民による、市民のための市民メディア」を標榜する日本初の本格的なインターネット新聞JANJANを創刊。2008年、日本インターネット報道協会を設立。
■日 時: 8月2日(金)18:30~21:00 (18:15開場)
ああああ◆終了後、会場近くにて懇親会を開催します。どうぞご参加ください。
■場 所: 文京シビックセンター 5階 会議室C
あ東京都文京区春日1-16-21(丸ノ内線・後楽園駅1分、三田線/大江戸線・春日駅1分)
あhttp://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html
■資料代: 一般1,000円 学生 500円
■主 催:ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)
〒160-0021 新宿区歌舞伎町2-19-13 ASKビル501 認定NPO法人まちぽっと
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