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認定NPOまちぽっとの新プロジェクトである、日本初の社会変革型市民ファンド「ソーシャル・ジャスティス基金(SJF)」が設立されました。その記念すべき設立フォーラムを11月19日に芝浦工業大学で開催しました。
この企画には、以下の団体からご協賛とご後援をいただいています。

協賛: 生活クラブ生活協同組合
後援: 日本NPOセンター、シーズ・市民活動を支える制度をつくる会
全国市民ファンド推進連絡会、会計税務専門家ネットワーク


また12名の方からSJFの趣旨に賛同をいただき、その賛同金でHPやグッズを作成することができました。活動に期待をして下さっている多くの皆さまに感謝申し上げます。

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■ フォーラムのご報告

設立フォーラムには、雨の中92名の方が参加して下さり、熱心な議論を行うことができました。

◆ 設立に際して

最初にSJFの運営委員長であり、日本の少数民族問題など人権と市民活動の現場で長く活躍されている恵泉女学園大学教授、上村英明さんから今後の日本社会の中でSJFの持つ意義について説明がありました。

◆ 講演「非営利セクターでのイノベーション」

次に、アメリカの代表的な社会変革ファンドであるタイズ財団の上席副理事長、ジェーン・レヴィコウさんに講演いただきました。お話しは、タイズ財団の歴史と具体的な事業内容、社会変革を目指す具体的な支援対象など多岐に渡りました。タイズ財団では、1年間にアメリカ国内だけでも200を超える「社会を変えるプロジェクト」に対して、7,500万ドル以上の支援を行っています。

社会正義という価値観に基づいた活動を大きな規模で行っているタイズ財団は、「私たちは、寄付者、被支援者、団体、法人などとの連携においてのみ社会変革に影響を及ぼすことのできる仲介者です」というように、日本の中間支援組織と同様の自己認識を持っています。規模は違いますが、SJFもタイズ財団を一つのロールモデルとして活動していきたいと考えています。

 

◆ パネルディスカッション

最後に、以下のメンバーでパネルディスカッションを行いました。

松原明さん:NPO法をテーマとして、市民社会を形成するために長年努力を重ねてきたアドボカシー型NPO「NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」副代表理事

藤井良広さん:日本経済新聞社時代は主に国際金融問題を担当し、現在は上智大学大学院教授として、環境金融や市民ファンドなどの市民金融について研究を続けている

黒田かをりさん:SJF副運営委員長、国際協力・開発分野での市民社会組織のグローバルなネットワークを進めるCSOネットワークの 事務局長であり、ISO26000策定の日本のNGOエキスパートなどの幅広い活動をしている

ジェーン・レヴィコウさん:タイズ財団上席副理事長

上村英明さん:SJF運営委員長、恵泉女学園大学教授

パネルディスカッションでは、「活動が見えにくいので今は資金が流れていないが、社会制度やシステムを変える取り組みを今後もっと支援すべきだ」、「新しい非営利のお金の流れを、市民が作っていくことがこれからの社会には必要だ」など、実際に社会変革の先端で活動を続けている皆さまから、多彩なご意見をいただくことができました。

SJFは社会変革型の市民ファンドとして、このような皆さまの経験を活かしながら、これからの市民社会を創る一助となりたいと考えています。

■ 来場者アンケートの抜粋

当日は、来場者の皆さまから多くのアンケートをいただきました。以下はその抜粋です。
・こういった活動に興味があります。市民から社会を変えていってもいいんだというように自分も頑張りたいと思えましたし、今後も勉強させていただきたいです。ありがとうございました。
・社会システムを変える動き、様々な問題が市民運動から変える流れを作っていく時期、少しでも何かの形で参加したいと思います。
・SJFが広い人々の支持を得て大きな流れをつくる、その一歩となってほしいと思いました。
・社会システムの変革というのは大切な視点だと思います。「新しい公」の展開に向けて、基金の今後の取り組みに期待します。
・希望を皆で創っていく、「対話」と「市民意見」の創出(社会的対話の場)に期待しています。
・「お金の流れ」と「社会正義」「NPOの果たす役割」等、多くの課題を議論する場で、参考になりました。
・「ソーシャル・ジャスティス」という言葉に大きな思いが込められていると感じました。単に市民活動を支援する基金ではないということがわかりました。
・特にアドボカシー面でのお金の流れの重要性を、様々な角度でとりあげていただいたことは、非常に重要だと思います。
・実は 歴史的な日 ではないかと思ったりもしています。

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2年間の準備期間を経たSJFは、たくさんの方のご支援を受けてスタートすることができました。SJFの議論を始めた当初と現在では、様々なことが変化しています。2年前にあった「将来への漠然とした不安感」は3.11後に「はっきりとした不安」に変化し、「ソーシャル・ジャスティス(社会正義)」という言葉に対する違和感も薄れてきました。日本社会が良くない方向に進んでいると多くの市民が感じている現在、市民が希望ある未来をつくり上げていくSJFの社会的意義は2年前よりも高まっていると感じられます。

ようやく始まったSJFは、普通の市民がより良い社会を創るための具体的な仕組みを目指しています。多くの方々と一緒に活動していきたいと思います、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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