希望のある社会のために、「公正さ」を

公正な社会を実現するには、当事者が少数派のために見過ごされがちな社会課題についても、多様な市民の声を集め、政策や法制度、社会の仕組みづくりに生かしていくこと大切であり、それらの活動こそがアドボカシー活動の根幹といえるでしょう。
マーチンルーサーキング牧師が「私には夢がある」と演説し、多くの人がこれに共鳴し、大統領も動き、議員が法律を変えたことが、アメリカで人種差別という不公正がそれ以降減っていく始まりになりました。南アフリカでのアパルトヘイトの崩壊、ベルリンの壁の崩壊、インドの独立運動(ガンジー)、平和を求めた日本国憲法もそうかもしれません。
不公正の原因を正すには、困難な状況にある方への対症療法的、応急処置的な支援活動だけではなく、それらの根本につながる、社会の仕組みや政策・法制度、そしてそれらのルールを選択している私たちの意識や行動を変えていくようなアドボカシー活動が必要だと考えます。

 

アドボカシー活動から成立するさまざまな法律

最近の日本社会でも、
・救済まで50年以上かかった水俣病(水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法 2010年)
・家庭問題だといわれてきたDV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律 2004年改正)
・市民が行う社会貢献活動が国の関与なく行えるようになったNPO法(特定非営利活動促進法 2011年改正)
などが成立してきました。 市民が行ったアドボカシー活動なくして、これらは実現しなかったでしょう。

( 写真:NPO法改正の時、NPO議連と成立を喜ぶシーズなどNPO関係者 2011/6/15、(c)NPOシーズ・市民活動を支える制度をつくる会
* ご参考インタビュー:日本の寄付文化が変わる!)

 

テコのように社会全体の仕組みを大きく変える

アドボカシー活動は、現場だけに留まらない種々の調査や政策立案といった、一見地味な活動も多いため、関心や支援を集めるのに苦労している団体が多いことが実際です。ですが、現場支援の活動に比べても、テコのように社会全体の仕組みを大きく変えることもできる、たいへん重要な活動です。実際に、現場活動を主にしている団体たちの活動から見いだされる必要性から生まれたアドボカシー団体も多いのです。
私たちは、このような一般に生活している中では見出しにくい、しかし未来に希望ある日本社会を創っていくために重要な活動をしている団体と、多様な市民を結びつけ、より良い社会をともに創っていきたいと考えています。

 

社会対話の場を共につくる


私たちは、今みなさんと考えたい社会課題を共有し、希望の持てる方向性を見出しながら解決策を考える対話の場=「SJFアドボカシーカフェ」をつくっています。

アドボカシーカフェ第40回『民主主義をつくるお金』(15年11月4日)にて、
ゲストの小熊英二さんが『アドボカシーについて』お話しくださいました。
詳細はこちらから


 

今後のご案内は、トップページをご覧ください。 ご参加をお待ちしております。